3月16日、経済産業省と東京証券取引所は共同で2015年度の「なでしこ銘柄」を選定し、発表しました。さて、どんな企業が選ばれたのでしょうか。

 「なでしこ銘柄」とは、女性活躍を積極的に推進している上場企業のこと。投資家にとって魅力ある銘柄として紹介して企業への投資を促進させるとともに、各社の女性活躍推進の取り組みを加速化することを目的に、2012年度から発表されています。

(c)PIXTA
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 4年目となった2015年度は、東証一部の上場企業に加え、東証二部、マザーズ、JASDAQを含む全上場企業が選定対象となりました。選定は女性管理職の比率を開示している企業について、女性活躍に関するスコアリングを実施するとともに、財務指標(ROE)によるスクリーニングなどを行い、28業種45社に決定。昨年の39社に比べると、順調にその数を伸ばしています。45社のうち4割にあたる18社は今年度初の選定となりました。

 それではどのような企業が選ばれたか、早速見てみましょう(以下、表・グラフはすべて経済産業省、東京証券取引所調べ)。