雨を「なかったこと」に! 撥水効果を体験
「撥水」と「防水」、傘には両方の役割があります。表面が撥水仕様になっていて水を弾き、裏面の防水仕様で水の侵入を防いでいるんです。
「撥水性に優れている傘は、水をすべて弾いて、傘に水滴が付かないんです。雨を『なかったこと』にしてくれますよ」
まず紹介していただいたのは、その名も「ウォーターバリア」。高機能繊維を開発する帝人と共同開発した、世界に誇れる機能傘です。表面に空気層を含んだ特殊な織り方をしていて、なんとわずか3度の傾斜でコロコロと水が転がっていくそう。
「もう一つ、女性におすすめなのが『テトラバリケードチタン』です。『テトラ』はギリシャ語で『4つ』という意味。撥水性、耐風性、UVカット、速乾性の4つの効果があるんです」
通常の傘は、紫外線の反射材や吸収剤を布地にコーティングしていますが、これは糸自体にチタンを配合しているのが特徴です。コーティングは使ううちに剥がれていきますが、糸自体に効果があるので経年劣化しないのだとか。
「日焼け止めに使われる酸化チタンによって、UVカット率は99%です。また、ぬれた面が内側にくるので、畳むときに手がぬれないのも便利ですよ」