福利厚生が見直されるケースもある
ニケ 薫さ~ん、ニケ、いいこと知ってますよん(ニヤニヤ)。
カワイ な、何、突然?
ニケ 飲み友達のあっこちゃんは契約社員でメーカーに勤めています。
カワイ それで?
ニケ あっこちゃんはず~っと毎朝お弁当を作っていました。
カワイ で?
ニケ ところが先月からお弁当を作らなくなりました。
カワイ なんで?
ニケ うふふ……。同一労働同一賃金です! それまで正社員しか使えなかった社食を、契約社員でも使えるようになったんです! あっこちゃんは今はたったの200円で、毎日昼定食A or Bのどちらかを食べています! あっこちゃん、「毎朝の弁当作りは地獄。でも毎日ランチに500円かけるのはもっと地獄」といつも泣いてました。飲み会の次の日なんて、二日酔い明けでフラフラしながらお弁当を作ってたんです。
でも、今は大丈夫! ギリギリまで寝て、シャワー浴びて200円握りしめて通勤電車に乗り込めばオッケー。同一労働同一賃金のおかげです!
カワイ そうね。確かに同一労働同一賃金が騒がれるようになってから、あっこちゃんのように社食が使えるようになったり、通勤手当や住宅手当が出るようになったり、福利厚生施設が使えるようになったり。そういう格差をなくした企業は多いです。
ニケ ってことは……賃金面以外の格差はなくなるかもね、ってことですね。
カワイ そうね。そこは期待できるし、社員のほうから企業に直訴してもいいと思いますよ。
ニケ よっし! そうしましょう! 35歳契約さん! ざわつく気持ちを少しでもなくすために、賃金以外の格差を訴えましょう! 応援してます!
カワイ そうね。また何かあったら相談してね~。
文/河合薫 写真/PIXTA
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