カワイ 私も、よ。自分自身で「頑張れ! 今、頑張らなくてどうする!」ってエールを送ってしまうこともありました。というか、それは今もあります。

ニケ 薫さんも、働き過ぎだもん! いつ寝てるんだってくらい働いてますよね?

カワイ 寝てますよ、ちゃんと。「ちゃんとした仕事をするには寝るのも仕事」と自分に言い聞かせるようになってからは、高揚感に惑わされることは激減しました。

ニケ そうそう、睡眠時間が6時間未満だとウツ傾向になったり、心臓や脳が壊れやすくなったり、ケアレスミスが増えるんですよね?

カワイ はい、その通りです。忙しい時に6時間の睡眠を取るのは難しいかもしれません。でも、3日に1回でもいいから「今日は6時間寝る」と決めて実行するだけでもずいぶん違います。

しっかり寝たら、結果にも差がつくはず! (C)PIXTA
しっかり寝たら、結果にも差がつくはず! (C)PIXTA

「寝るのも大切な仕事」と心に刻んで

ニケ ってことは働き過ぎの友達がいたら、「寝ろ!」って喝を入れればいいんですね!

カワイ 例えば「働くのはいいけど、6時間寝ないと死ぬよ!」とか。

ニケ 「働くのはいいけど、6時間寝ないとミス増えるよ!」とか。

カワイ 「働くのはいいけど、6時間寝ないとパフォーマンス低下するよ!」とか。

ニケ そこで「毎日は無理でも、3日に1日でいいから6時間寝るだけでいいんだよ!」って言えばいいんですね!

カワイ 「今のポジションを失いたくなければ、3日に1回は6時間寝て。寝るのも大切な仕事よ!」と言えばいい。ちゃんと寝ると「寝ることの効用」を実感できる。それが行動の改善につながります。

ニケ 睡眠時間を削って仕事の時間を多少増やしたって、いい結果は出ない。寝れば気分すっきりですもんね! よし、みんな寝よう! 寝よ、寝よ~。おやすみ~。

文/河合薫 写真/PIXTA

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