周囲に「手伝いますアピール」は、10回中3回で十分

カワイ 33歳さん。実家が大変という気持ちはとってもよく分かります。大人になって実家で暮らすのはいいこともたくさんあるけど、面倒臭いこともある。それを口にするのは決して悪いことではありません。一緒に暮らしていなくても「親」の存在については、誰もが語れるストーリーを持っているので、たまには愚痴をこぼせばいいと思います。

 その上で、「3安打の法則」をおすすめします。

 これは10回のうち3回だけ、「家庭持ち」の人のために頑張ることです。

1日目「私、終わったのでお手伝いします!」と大声で言う。
2日目「すみません。今日はお先に失礼させていただきます!」と大声で言う。
3日目 特にアピールするわけでも特にダラダラするわけでもなく、成り行きにまかせる。
4日目「私終わったのでお手伝いします!」と大声で言う。
5日目「すみません。今日はお先に失礼させていただきます!」と大声で言う。

ニケ 6日目 特にアピールするわけでも特にダラダラするわけでもなく、成り行きにまかせる。

働き方にはメリハリが大事ですよね (C)PIXTA
働き方にはメリハリが大事ですよね (C)PIXTA

カワイ それでオッケー。周りは、自分が思うほど自分のことなんて気にしていない。でもアレコレ言われるのは嫌。だったら、3日に1回のペースで「私、やります!」とアピールする。ヒットは3割打てば十分です。イチローだって打率は3割。なのに「ものすごくヒットを打ってる」イメージがあるでしょ?

ニケ あるある!

カワイ なので「3安打の法則」です。

ニケ うふ。できそうな気がしてきた。ニケもやってみよ~~。33歳さんは今の職場の人間関係はよいとのことだから、「3安打の法則」をやったらもっと楽しくなるかもしれませんよ!

カワイ 荒れるのもいいけど、打つのもね。是非!

文/河合薫 写真/PIXTA

この連載は、毎週月曜日に公開。下記の記事一覧ページに新しい記事がアップされますので、ぜひ、ブックマークして、お楽しみください!
記事一覧ページはこちら ⇒ 【河合薫の「女性のリアル人生相談」】

【河合薫さんのFacebookページ】でも発信されています。
フォローすれば、記事公開のタイミングも分かりますよ!

※カイシャやオシゴトにまつわる悩みをお持ちの方は、ぜひ、【日経BP社お問い合わせフォーム】よりお寄せください。その際には、必ず「河合さん連載」と明記してください。こちらの連載を通じて河合さんに回答していただけるかもしれません。個別のお返事はしておりませんので、ご了承ください。