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暴言、強制残業、男女差別―パワハラ上司から逃げたい

2017年3月24日

無理しないで あなたの折れそうな心を救う方法

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難癖を付けられたり、暴言を吐かれたり、残業を強いられたり……精神を病んでしまうほどのレベルで圧をかけてくるパワハラ上司。苦しんでいる28歳女性からの相談が来ました。同じ会社にいる以上、逃れることができないため、転職の二文字が頭をよぎっているといいます。健康社会学者の河合薫さんが独身社員代表・ニケさんとともに対策法を考えます。

あるあるカイシャ事件簿Vol.57「パワハラ上司から逃げられない」

 私は入社してから約4年間、かなりのパワハラ人間の上司の部署に所属していました。
 機嫌が悪い時に話し掛けると、難癖を付け始め、ひどいときは暴言を吐かれました。女性だから掃除をしておいてと言われたことは、我慢なりませんでした。
 仕事量はキャパオーバー、徹夜が何度もあり、残業が80時間を超えたこともありました。仕事柄男性が9割の職場で、日々負けないよう、仕事してきました。また、上司も女性だからと手加減してくれるようなことはありませんでした。にもかかわらず、たびたび女性であることを理由に雑務をやらせようとする姿勢は最後まで変わりませんでした。
 異動願いが通り、今は他の部署に所属していますが、そのパワハラ上司と完全に関わりがなくなったわけではありません。
 何かにつけて嫌みを言われることが多く、異動先の仕事が楽しいにもかかわらず、憂うつになり、心療内科に通院している始末です。
 もう転職するしか方法がないのか、もっと関わりが薄い部署に希望を出し直すのか、こんなことを悩んでいる自分が弱いのか。アドバイスをお願いします。
(正社員 製造 営業・研究開発 28歳 既婚・子どもなし)

パワハラ上司に立ち向かう余力などありません (C) PIXTA

ニケ ひどい……かわいそう……、なんか読んでて涙が出てきちゃいました……。

カワイ 一生懸命、本当に真面目にやっているのにね。ちっとも弱くないです。診療内科に通うのもちっとも悪いことじゃないですよ。一つホッとしたのはね、「異動先の仕事が楽しい」ということです。

ニケ うん……。楽しいことがあって……うん……。もう、「ソイツ」どこかに行ってほしい。薫さん! 28歳研究開発さんの会社の社長に「ガツン」と言ってやってください!

カワイ 言うのはいいけど……、なんて?

ニケ へ? そ、それは……、えっとえっと……「ソイツが28歳研究開発さんの半径5メートル以内に、ぜ~ったいに近付かないようにしてくださいっ!」……これでどうでしょ?

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Profile
河合薫
河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D)。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。千葉大学教育学部を卒業後、全日本空輸に入社。気象予報士としてテレビ朝日系「ニュースステーション」などで活躍後、東京大学大学院に進学。「人の働き方は環境がつくる」をテーマに、600人超のビジネスマンをインタビューし、学術研究に従事。講演、執筆活動も行う。新刊に「面倒くさい女たち」(中公新書ラクレ)。メルマガ「デキる男は尻がイイ―河合薫の社会の窓」。
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