「コウノドリ」

命が生まれる奇跡を描くヒューマン医療ドラマの続編

10月13日スタート/金曜22時/TBS系
(編集部のおススメ度 ★★

 2年前に放送され、平均視聴率11.5%を獲得するなど好評だったヒューマン医療ドラマの続編。命と向き合う産科医療の現場を、温かい人間ドラマをベースにリアルに描く。

 今回も、「生まれてきたことの意味」と「命を授かる奇跡」のメッセージを届ける。産婦人科医としてベテランの域に入った鴻鳥サクラ(綾野剛)は、恩師がいる離島の病院へ行き、影響を受ける。

 原作は、「モーニング」で連載中の鈴ノ木ユウのコミック。主演の綾野だけでなく、松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、星野源、大森南朋ら主要メンバーも健在。

「ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~」

弱小広告会社のイケてない面々が奮闘するヒューマンコメディードラマ

10月20日スタート/金曜20時/テレビ東京系
(編集部のおススメ度 

 かつては一流広告代理店の売れっ子クリエイターだった杉山(沢村一樹)が、自分の力を信じて独立したが思うようにはいかず、弱小広告会社に拾われる。

 会社の移転でたどり着いたのは、港町の寂れたシャッター商店街。この地で再起を目指す。商店街のおかしな人々と、イケてないユニバーサル広告社の面々が繰り広げるヒューマンコメディー。

 直木賞作家・荻原浩の、累計37万部を売り上げている「ユニバーサル広告社」シリーズの中の1作「花のさくら通り」が原作となる。脚本は、沢村も出演していたNHKの朝ドラ「ひよっこ」が終わったばかりの岡田惠和。

「マチ工場のオンナ」

経験ゼロの専業主婦が父の遺した町工場を継ぐことに

11月24日スタート/金曜22時/NHK総合
(編集部のおススメ度 ★★

 専業主婦の光(内山理名)は、夫(永井大)と息子の3人暮らし。ある日父(舘ひろし)が倒れ、ガンで余命4日と告げられる。光を自分の後継者となる社長にしようと育ててきた父に反発して、専業主婦となった光だが、町工場を守ろうとする父の思いを知り、社長を継ぐ決心をする。

 しかし、頼るつもりの夫は単身赴任で渡米、幹部社員たちは光に猛反発。取引先の銀行からは、女性だからと軽くあしらわれるなど、次々と試練が降りかかる。光は主婦目線の現実処理能力と決断力を武器に奮闘する。

 実業家である諏訪貴子の著書が原作。内山はNHKドラマ初主演。

「さくらの親子丼」

前を向こうとあがき続ける人たちを温かい目線で描く

10月7日スタート/土曜23時40分/東海テレビ・フジテレビ系
(編集部のおススメ度 

 羽田空港の近くの町で、さくら(真矢ミキ)は古本屋「九十九堂」を営んでいる。店の奥には「たまりば」と呼ばれる一室があり、ここでさくらは行き場をなくして空腹で訪れる客に無料で親子丼を出していた。

 あるとき、家出少女のあざみ(吉本実憂)が訪れ、反抗的な態度を取りながらもたまりばに通うようになる。ある時、あざみの生い立ちの話を何気なく耳にするが、さくらの息子の死と関係があることに呆然とする。

 現代社会に適応しきれない、不器用な人々と出会い、さくら自身も悲しい過去と向き合う。前を向こうとあがく人々の人間ドラマを、温かい目線で描く。