音ゲーは「ざっくり」でいい?
ゲームセンターで人気なのが、音楽ゲーム、通称「音ゲー」のフロア。ゲームとはいえ、音楽を演奏するなんてできる気がしませんが、「最近の音ゲーは『ざっくり』でいいんですよ」とおくむらさん。リズム感も音感もそんなに自信ありません……本当に大丈夫でしょうか。
不安になりながらもおくむらさんに案内されたのは、ダンスゲーム「DanceEvolution ARCADE(ダンス エボリューション アーケード)」のブース。
ダンスゲームというと音楽に合わせてステップを踏むイメージでしたが、このゲームは一味違います。画面に表示されたポーズ通りに動くと、センサーカメラが手や足の位置を認識して、ポーズが合っているかを判定してくれるのです。
正確さを求められる難しい足さばきが不要なので、通常のダンスゲームよりも難易度がぐっと下がります。
さらに、「ダンス」といってもひたすらステップを踏んで踊り続ける必要はなく、画面のポーズをまねしていくと、自然と踊っているように見えるんです。ポーズも「だいたい」でOK。なるほど、おくむらさんの言っていた「ざっくり」ってこういうことだったんですね。運動神経やリズム感に自信がなくても大丈夫です。
正直、「他人に見られながら踊る」ことには抵抗がありましたが、一度やってみると楽しさが勝ちました。友達と二人で、大人数でワイワイ、というシーンなら、思い切ってプレイできそうです。
音ゲーが面白くなってきたところで、次におくむらさんがセレクトしたのはピアノゲーム「ノスタルジア FORTE」。
ピアノは弾けないので、さすがにこれは無理ではないでしょうか……。
実はこちらも「ざっくり」でOKなゲーム。「ノスタルジア」はピアノモチーフの音楽ゲームですが、一音一音、譜面通り正確に演奏するわけではありません。
ゲームが始まると、画面の上から光のバーが降ってきます。このバーが示す幅に当てはまる鍵盤をおおまかにたたきます。
まるで本当にピアノを弾いているかのよう。演奏すると流れる美しい和音も魅力です。
ダンスもピアノも、確かに「ざっくり」。思っていたよりもずっととっつきやすく、初めてでも十分に楽しめました。