音ゲーは「ざっくり」でいい?

 ゲームセンターで人気なのが、音楽ゲーム、通称「音ゲー」のフロア。ゲームとはいえ、音楽を演奏するなんてできる気がしませんが、「最近の音ゲーは『ざっくり』でいいんですよ」とおくむらさん。リズム感も音感もそんなに自信ありません……本当に大丈夫でしょうか。

 不安になりながらもおくむらさんに案内されたのは、ダンスゲーム「DanceEvolution ARCADE(ダンス エボリューション アーケード)」のブース。

「DanceEvolution ARCADE」 (C) Konami Amusement
「DanceEvolution ARCADE」 (C) Konami Amusement

 ダンスゲームというと音楽に合わせてステップを踏むイメージでしたが、このゲームは一味違います。画面に表示されたポーズ通りに動くと、センサーカメラが手や足の位置を認識して、ポーズが合っているかを判定してくれるのです。

 正確さを求められる難しい足さばきが不要なので、通常のダンスゲームよりも難易度がぐっと下がります。

手足の位置をセンサーカメラに読み込んで、準備完了 (C) Konami Amusement
手足の位置をセンサーカメラに読み込んで、準備完了 (C) Konami Amusement
音楽を聴きながら、画面に合わせてポージング (C) Konami Amusement
音楽を聴きながら、画面に合わせてポージング (C) Konami Amusement

 さらに、「ダンス」といってもひたすらステップを踏んで踊り続ける必要はなく、画面のポーズをまねしていくと、自然と踊っているように見えるんです。ポーズも「だいたい」でOK。なるほど、おくむらさんの言っていた「ざっくり」ってこういうことだったんですね。運動神経やリズム感に自信がなくても大丈夫です。

おそろいのコスチュームで踊る女性もいるそうです (C) Konami Amusement
おそろいのコスチュームで踊る女性もいるそうです (C) Konami Amusement
荷物を気にせず手ぶらで踊れるよう、ゲーム機自体に荷物を置けるスペースがあります (C) Konami Amusement
荷物を気にせず手ぶらで踊れるよう、ゲーム機自体に荷物を置けるスペースがあります (C) Konami Amusement

 正直、「他人に見られながら踊る」ことには抵抗がありましたが、一度やってみると楽しさが勝ちました。友達と二人で、大人数でワイワイ、というシーンなら、思い切ってプレイできそうです。

 音ゲーが面白くなってきたところで、次におくむらさんがセレクトしたのはピアノゲーム「ノスタルジア FORTE」。

 ピアノは弾けないので、さすがにこれは無理ではないでしょうか……。

「ノスタルジア FORTE」 (C) Konami Amusement
「ノスタルジア FORTE」 (C) Konami Amusement

 実はこちらも「ざっくり」でOKなゲーム。「ノスタルジア」はピアノモチーフの音楽ゲームですが、一音一音、譜面通り正確に演奏するわけではありません。

 ゲームが始まると、画面の上から光のバーが降ってきます。このバーが示す幅に当てはまる鍵盤をおおまかにたたきます。

見た目は鍵盤ですが、バーが並んでいる状態だと捉えるとプレイしやすくなります (C) Konami Amusement
見た目は鍵盤ですが、バーが並んでいる状態だと捉えるとプレイしやすくなります (C) Konami Amusement

 まるで本当にピアノを弾いているかのよう。演奏すると流れる美しい和音も魅力です。

おおまかに叩いているだけなのに、「弾いてる感」が味わえます (C) Konami Amusement
おおまかに叩いているだけなのに、「弾いてる感」が味わえます (C) Konami Amusement

 ダンスもピアノも、確かに「ざっくり」。思っていたよりもずっととっつきやすく、初めてでも十分に楽しめました。