昨日の「4月スタート春ドラマ スカッと痛快な作品が目白押し」に続き、後半は新生活スタートの時期にふさわしい、元気がもらえるお仕事ドラマを紹介します。

新生活に見たい 春のお仕事ドラマ

 自分の道をまい進する姿に、元気をもらえそうなお仕事ドラマが豊富にラインアップされた。「正義のセ」では、よく笑い、よく泣き、よく食べ、よく働く検事2年目の主人公を、吉高由里子が演じる。「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」では新米弁護士の奮闘、「デイジー・ラック」では30歳で新たな道に進む主人公の姿が描かれる。「ヘッドハンター」や「Missデビル 人事の悪魔・椿眞子」は、強烈なキャラクターの主人公の働きぶりがエンターテインメントとして楽しめそう。

「正義のセ」

不器用だけど一生懸命な新人検事の成長ストーリー

4月11日スタート/水曜22時/日本テレビ系
(編集部のおススメ度 ★★★

 原作は、阿川佐和子の小説シリーズ。正義感が強く、明るい性格で家族思いの竹村凜々子(吉高由里子)は、横浜地方検察庁港南支部に赴任した2年目の検事。大阪赴任をしていた1年目は恋人とも遠距離恋愛だったため、「これからは仕事も恋愛もきっちりやる」と、決意を新たにしていた。凜々子は周りを巻き込みながらも真っすぐに事件に取り組み、成長していく。

 共演は、凜々子の担当事務官に安田顕、港南支部のエース検事に三浦翔平、豆腐店を営む父に生瀬勝久。脚本の松田裕子をはじめ、プロデューサー、演出家と、吉高が昨年主演した「東京タラレバ娘」のスタッフが名を連ねる。

「ヘッドハンター」

転職にまつわるさまざまな人間模様を描く

4月16日スタート/月曜22時/テレビ東京系
(編集部のおススメ度 ★★★

 ヘッドハンター・黒澤和樹(江口洋介)は、抜群の頭脳と記憶力を持つ野心家で、あらゆる業界に精通している。対象者をとことん調べ上げ、最善と思われる組織へマッチングさせることを使命としているが、業界の常識から外れたやり口で、強引に仕事を進めていく。彼は人生の転機に現れた救世主か、それとも悪魔か。

 脚本は、「コード・ブルー」や「BOSS」の林宏司、監督は「僕の生きる道」の星護。テレビ東京が新設した、大人に向けたビジネスドラマ枠の第1弾となる。共演は小池栄子、杉本哲太と、同局の経済番組の顔である3人が集結。

「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」

崩壊寸前の教育現場にスクールロイヤーが立ち向かう

4月21日スタート/土曜20時15分/NHK総合
(編集部のおススメ度 

 いじめや体罰、モンスターペアレント、教師のブラック労働など、崩壊寸前の教育現場にスクールロイヤー(学校弁護士)が立ち向かう。新人弁護士・田口章太郎(神木隆之介)は、今春から導入された「スクールロイヤー制度」で、弁護士事務所から青葉第一中学校に派遣される。法律を武器に学校問題と日々格闘し、教師や生徒と体当たりで向き合いながら成長していく学園ヒューマンドラマ。

 共演は、田辺誠一、岸井ゆきの、小堺一機、南果歩他。脚本は、「ラストホープ」や「ナオミとカナコ」の浜田秀哉が担当する。