友達や同僚とのコミュニケーションのネタのひとつにもなる新ドラマ情報。前編、「気になる4月スタートの新ドラマをチェック」に引き続き、後編では、働く女子が奮闘する作品や旬の俳優が主演するドラマに注目します。

 この4月は、働く女子が奮闘するドラマに元気をもらえそう。『重版出来!』は、コミック誌の編集部を舞台に、新人女性編集者が熱い気持ちで仕事に突き進む姿が描かれる。『99.9―刑事専門弁護士―』は、刑事専門弁護士たちが難事件に挑む痛快なリーガル・エンターテイメント。松本潤演じる主人公とチームを組むことになる優等生弁護士役に榮倉奈々が扮する。『トットてれび』は、テレビと共に歩んできた黒柳徹子のエッセイのドラマ化で、ユニークなキャスト陣も話題だ。

 また、多くの人を惹きつけている旬の俳優の活躍も目立つ。『ゆとりですがなにか』では、若手トップ俳優といえる岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥の3人が共演。福士蒼汰は『お迎えデス。』に主演する。

働く女子が奮闘する姿に共感

『重版出来(じゅうはんしゅったい)!』
(c)TBS
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チーム一丸となって漫画を売る
熱血お仕事群像劇

(編集部のおススメ度 ★★★

 原作は『月刊! スピリッツ』で連載中の人気漫画。コミック誌「週刊バイブス」に配属された新人編集者の黒沢心(黒木華)が、編集部員や漫画家、営業、書店スタッフたちと「漫画を多くの人に届けたい、“重版出来”させたい」というまっすぐな気持ちで仕事に打ち込む姿が描かれる。日本アカデミー賞で2年連続で最優秀助演女優賞に選ばれた実力派の黒木華が、この作品で連ドラに初主演する。共演は、オダギリジョー、坂口健太郎、松重豊、安田顕ほか。働く人すべてに頑張る勇気とエールを贈る、お仕事ヒューマン群像劇。

4月12日スタート/火曜22時/TBS系



『99.9-刑事専門弁護士-』

0.1%の可能性にこだわる
刑事専門弁護士たちの奮闘

(編集部のおススメ度 ★★

(c)TBS
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 刑事事件の裁判有罪率は99.9%。逆転不可能な状況の中、0.1%の可能性にこだわって事実を追求する深山大翔(松本潤)を中心とする刑事専門弁護士たちの物語。『下町ロケット』がヒットした「日曜劇場」の枠で、松本潤が主演する。深山とチームを組むことになるのは、新設された刑事事件専門チームのリーダーを任される佐田篤弘(香川照之)のほか、エリートの階段を躓くことなく昇ってきた優等生弁護士の立花彩乃(榮倉奈々)。彩乃は、民事の経験を積んでいるところで異動が決まり、畑違いの刑事事件を担当することになって悪戦苦闘する。刑事専門弁護士に特化したドラマは、連続ドラマ史上初。

4月17日スタート/日曜21時/TBS系



『毒島ゆり子のせきらら日記』
(c)TBS
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超恋愛体質の政治記者の
奔放な恋愛事情とその結末

(編集部のおススメ度 

 政治記者としてがむしゃらに働きながら、プライベートでは奔放な恋愛を満喫している毒島ゆり子(前田敦子)が、一人の男性と恋に落ち、壮絶な最後を迎えるまでを描く。ゆり子は幼い頃に父親に裏切られた経験から、恋愛するときは「彼氏を2人作る」ことをルールにしていた。ある日、政治記者に抜てきされたゆり子は、番記者として担当した大物政治家が、仲間の議員たちに次々と裏切られていく姿を目の当たりにし、政治の世界でも愛と裏切りが渦巻いていることを実感する。恋愛と政治をテーマにした、“昼ドラ”テイストのエンターテインメント。

4月20日スタート/水曜24時10分/TBS系



『トットてれび』

テレビ草創期の熱気を再現
黒柳徹子の歩みをドラマ化

(編集部のおススメ度 ★★

 テレビ放送が始まった昭和28年に、NHK専属女優第1号となった黒柳徹子。テレビ草創期から『徹子の部屋』、『ザ・ベストテン』の時代まで、親交のあった人々とのエピソードを交えて彼女の歩みをつづる。主演の徹子役は満島ひかり。ほか、渥美清役に中村獅童、向田邦子にミムラ、森繁久彌役に吉田鋼太郎らがキャスティングされた。徹子が愛するパンダの姿で、小泉今日子がナレーションを務める。脚本は、『花子とアン』や『ドクターX~外科医・大門未知子~』の中園ミホ。黒柳徹子自身も、未来から現れた「百歳の徹子」に扮し、登場する。原作は、『トットひとり』『トットチャンネル』。

4月30日スタート/土曜20時15分/NHK総合