「恋愛ドラマやコメディが目玉 新春1月スタートドラマ」に続き、1月スタートのミステリーやヒューマンドラマをご紹介。骨太なドラマが多数そろい、どれも見応えのある作品ばかり。早速チェックしていこう!

ヒットメーカーによるオリジナル作品が数多く登場

 ミステリーやヒューマンドラマでは、ヒットメーカーによるオリジナル作品が数多く登場する。石原さとみ主演の「アンナチュラル」は、「逃げるは恥だが役に立つ」の野木亜紀子が脚本を担当。「逃げ恥」の他、「図書館戦争」シリーズや、「重版出来!」など、原作ものを数多く手掛けてきたが、今回はオリジナル脚本に挑む。昨年「嘘の戦争」が好評を得た関西テレビは、新作の復讐劇「FINAL CUT」を制作。その他、16年のヒット作「99.9-刑事専門弁護士-」の続編が放送される。

「アンナチュラル」

「死」の裏側にある謎をスリリングに解明

1月12日スタート/金曜22時/TBS系
(編集部のおススメ度 ★★★

 1話完結の法医学ミステリー。主人公の三澄ミコトは、日本に170人ほどしか登録がない法医解剖医。新設された死因究明専門のスペシャリストが集まる「不自然死究明研究所(UDIラボ)」には、日々怪しい死体が運び込まれる。不自然な死を放置することが許せないミコトは、偽装殺人、医療ミス、未知の症例など、真実を突き止めるために、仲間と共に「死」と向かい合う。

 主演は石原さとみ。UDIラボのメンバーに井浦新、窪田正孝、市川実日子、松重豊がキャスティングされた。「逃げるは恥だが役に立つ」の野木亜紀子によるオリジナル脚本となる。

「FINAL CUT」

家族を失った青年の切なくも痛快な復讐劇

1月9日スタート/火曜21時/関西テレビ・フジテレビ系
(編集部のおススメ度 ★★

 高校生の頃、ある女児殺害事件で犯人扱いをされた母親が自殺に追い込まれた過去を持つ中村慶介。12年がたち、圭介は事件の真犯人を探し出し、母を追い詰めた人物への復讐に動き始める。当時、事件を報道したテレビ番組の司会者やスタッフ、真相の鍵を握る姉妹、捜査関係者らに素性を隠して近づき、その人物にとって致命的な映像「ファイナルカット」を突き付けることで、彼らを言いなりにしていく。

 主演は亀梨和也。フジ系ドラマへの出演は06年の「サプリ」以来11年半ぶりで、そのときと同じ金子ありさによる脚本となる。