8~10位は日常のささいな習慣

8位 片付けられない、捨てられない

「片付けができない。部屋がプチゴミ屋敷状態」(38歳、IT・通信、人事)

9位 寝落ち

 働く女性がいかに疲れているかを物語っています。

「メイクも落とさず、歯も磨かず、帰宅してそのまま寝てしまうこと。虫歯ができてしまって反省するものの、疲れきっていてつい……」(24歳、サービス、一般事務)

「夕食後リビングでだらだらしてそのまま寝てしまうこと。化粧を落としていないので肌に悪く、起きたときの罪悪感はすごいです」(34歳、金融、企画)

10位 爪をかむ

 小さい頃から引きずっているクセなのでしょうか。

「爪をかむ。ちょっとでも、いらっとすることや、不安なことがあると、気づくとかんでしまいます」(36歳、営業事務)

11位以降も「あるある!」という習慣がズラリ

 11位は「顔に出る」で、「ちょっとしたことでイラっとしてしまう。表情にすぐ出てしまうのをやめたい。大人なのに」(30歳、金融、企画)という意見が。12位の「人と比べる」では、「他人と比べるよりも、過去の自分と比べてどうなっているかのほうが大事だと言われましたが、どうしても他人と比べて落ち込んでしまいます」(31歳、金融、一般事務)という声が聞かれました。

 そのほか、少数意見としては、次のような回答がありました。

「好きになると自分から誘ってしまいます」(35歳、サービス、技術職)

「親に冷たくきつくあたってしまうこと」(28歳、サービス、総務)

「悲劇のヒロインぶること」(29歳、サービス、テレフォンオペレーター)

「休日に予定をぎゅうぎゅう詰めにして、月曜日疲れてしまうこと」(32歳、サービス、営業)

「ケチな性格。もう少し安くなるかも、これより良いものがあるかも…と購入に踏み切れず、「やっぱりあの時買っておけばよかった!」「ああ~結局アレ買えてないじゃん! 今必要なのに~」という事がよくあります」(27歳、製造、一般事務)

「試食販売をしていると、食べたくて近寄ってしまいます。その一口が食べたいならそれくらい買えばいいのに、と家族に言われますが、ついつい店内を回ってしまい、卑しく見えるようでやめなきゃなぁと思っています」(31歳、公務員、一般事務)

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 いかがでしたか。「そうそう」と思わず共感する回答もあったのではないでしょうか。心身の健康を損なったり経済的に破たんしてしまうような習慣やクセは、もちろんやめたほうがいいでしょう。でも、ちょっとしたことなら、日ごろ頑張っている自分への癒やしとして、思い切って許してしまうというのもアリかもしれませんね。

文/佐々木恵美 写真/PIXTA