生理痛でも、「無理をしてでも仕事をしている」
とはいえ、おいそれと仕事を休むわけにはいきません。アンケートでは生理痛があっても「かなり無理をしてでも、通常通り仕事をしている」人は18.4%、「少し無理をしてでも、通常通り仕事をしている」人は49.0%となり、67.4%の女性が「無理をしながら働いている」状態でした。
「無理せず休む」は1.7%、「少し遅めに出勤する・早めに帰るなど、無理のない範囲で仕事をしている」は3.9%と、ごく少数派。「自分なりの対処法があり、通常通り仕事をしている」人も24.9%にとどまりました。
ちなみにこの生理痛ですが、「とても重い」と答えた人は8.0%。「やや重い」人は51.2%となり、59.2%の人が生理をつらいと感じているようです。
「やや軽い」人は29.7%、「とても軽い」人は8.2%、「全くない」人はわずか2.9%という結果でした。
また、生理痛がある日の理想的な働き方を尋ねてみると、「自分なりの対処法をみつけ、通常通り仕事をしたい」が最多で49.0%。「少し遅めに出勤する・早めに帰るなど、無理のない範囲で仕事をしたい」は17.4%、「少し無理をしてでも、通常通り仕事をしたい」15.5%と拮抗する一方、「かなり無理をしてでも、通常通り仕事をしたい」という人も3.9%いました。
「無理せず休みたい」は13.8%と少なく、ほとんどの女性が生理痛の影響を受けながらも仕事はおろそかにしたくない、と考えているようです。
それでも、やっぱり「女性がいい」
アンケートでは最後に「生まれ変わって、人生をやり直せるとしたら?」という質問を投げかけています。
その結果、「今と同じく女性として働きたい」が63.5%と圧倒的でした。「女性ではありたいが、働きたくはない」は21.7%、「男性として働きたい」が11.4%、「その他」3.4%ですから、たとえ今が大変だとしても「やっぱり女性として働きたい」ようです。
もしかしたら、女性ならではのフレキシブルな働き方や、出産・育児という喜びを味わいたいと思う人も多いのかもしれませんね。
きっと大変さを乗り越えた分、仕事でもプライベートでも喜びは何倍にも心に染みるはず。明るく前を向くことを忘れずに、働きたいものです。
文/三浦香代子 写真/PIXTA