転職を考えていない人も「結婚」「人」次第で検討するかも

 転職を考えたことが「ない」人は140人で、全体の23%でした。考えない理由には、次のようなものがありました。

今の仕事以外にできることがないので……。(33歳、公務員)

嫌なことはたくさんあるが、それよりも安定を重視。今の所は給与面でかなり恵まれている。(34歳、製造、研究開発・専門職)

 また、「将来どんな場合で転職するか」を聞いたところ、さまざまな答えが返ってきました。

結婚相手が地元の人じゃなかったら、転職を真剣に考えると思う。(42歳、公務員、一般事務)

もっと良い条件の会社に出合ったときや、友人から仕事の話をもらったとき。(27歳、情報通信、営業事務)

会社自体がなくなるか、自分の一番尊敬している人が退職したとき。(31歳、保険、常勤監査役)

別の道で成功する可能性や今の立場を捨ててでもやりたいことが見つかれば、転職の可能性もある。(35歳、医療福祉関連、専門職)

自分にもっとスキルと経験があったらもっと高収入のやりがいのある仕事を検討するかも。(36歳、製造、営業)

***

 いかがでしたか。転職を考える理由は「人間関係」がトップでしたが、転職を踏みとどまる理由としても「人」が多く挙がっていました。仕事をする上で、やはり職場の「人」の存在はかなり大きいようです。また、転職を踏みとどまった人の声には「なるほど!」と思えるものがいくつもありました。ぜひ参考にしてみてください。

文/佐々木恵美 写真/PIXTA