皆さんには「人生を変えた本」がありますか。何かあったときに読み返す本、尊敬する人に薦められてお守りにしている本、重要な決断をする時に背中を押してくれた本など、皆さんにとって特別な本を聞いてみました。読者アンケートで挙がった回答をランキング形式でご紹介します。

【アンケート概要】
◎日経ウーマンオンライン上で読者を対象に実施
◎調査期間:2018年8月31日~9月30日
◎有効回答数:221人

堂々の1位は、世界で愛される不朽の名作!

「星の王子さま」サン=テグジュペリ(7人)

・大事なものは目には見えないことが、本を読むたびに身に染み込む(29歳、公務員、一般事務)

・幼い頃にプレゼントされた本。子どもの頃は難しく感じた部分もあるので何回か読んでいますが、自分の成長とともに感じ方、奥深さを感じ、大切な作品の一つです(44歳、専門職)

「人生を変えた本」第1位は、サン=テグジュペリの「星の王子さま」という結果に。他にも、バラエティー豊かな本がランクインしました (C)PIXTA
「人生を変えた本」第1位は、サン=テグジュペリの「星の王子さま」という結果に。他にも、バラエティー豊かな本がランクインしました (C)PIXTA

2位は、バラエティー豊かな4冊がランクイン

「夢をかなえるゾウ」水野敬也(4人)

・表紙がボロボロになるまで読んでいます。関西出身なので、ガネーシャのお小言とか励ましがテンポよく体に入ってくる。上京する日に母がくれたプレゼント。ガネーシャのお小言が自分の母のようで、背中を押してくれたり、立ち止まって考えるチャンスをもらえたりする本です。主人公が標準語なので、もちろん関西人やなくてもおすすめやで(24歳、製造、研究開発)

・どうせ生きるんなら前向きに柔軟に生きていきたいなと思いました。大好きです(43歳、金融、総務・人事)

「人生がときめく片づけの魔法」近藤麻理恵(4人)

・ただ断捨離がしたくて軽い気持ちで読み始めたのですが、片付け法だけでなく考え方まで大きく変えさせられた1冊。「片づけはマインドが9割」「理想の暮らしを考える」など、こんまりさんならではの考え方や片付け法で、読んでいるだけで片付けがしたくなり、自分の部屋やモノを大切にする気持ちがあふれてきます。そしてモノだけでなく、人間関係や仕事でも「こんまり流片づけ」を取り入れたくなります。実際に読むまで「ときめき」にはピンとこなかったのですが、読んでみたら変わったので、興味があまりなくても1回読んでみてほしい(27歳、娯楽、一般事務)

「置かれた場所で咲きなさい」渡辺和子(4人)

・何か不満を感じることがあっても、怒らず無理して我慢できるようになった(34歳、公務員、営業事務)

・短編で分かれているので読みやすく、心に一つ一つ残る言葉がたくさんあります。一気に読まずにそのことばを自分の中でとどまらせながら読みました。後から思い出し身に染みます(42歳、医療福祉関連、専門職)

「モモ」ミヒャエル・エンデ(4人)

・小さい頃から好きだったが、大人になって読み返したら、時間の大切さを再認識させてくれました(32歳、製造、経理)