管理職に興味がある女性は約4割

 それでは、女性たちは制度さえ整っていれば、管理職に興味があるのでしょうか。ズバリ、「管理職になることに興味はありますか?」と聞いてみました。

管理職になることへの興味は、男女差がある
管理職になることへの興味は、男女差がある

 管理職になることへの興味は、男女で差がありました。男性の管理職志望が58%なのに対し、女性は36%。「興味がない」と答えた女性は38%で、管理職に「なりたい女性」よりも「なりたくない女性」のほうが上回っており、同時に「どちらとも言えない」女性も26%と目立ちます。

 「管理職になりたい理由」「興味がない理由」もそれぞれ聞いてみました。

「管理職の興味ある」 理由第1位は「給与を上げたい」
「管理職の興味ある」 理由第1位は「給与を上げたい」

 管理職になりたい理由のトップは断トツで「給与を上げたいから」。女性の回答を見ると、約7割にも上ります。「仕事の幅を広げたいから」と考えている様子も分かります。

 一方、管理職になりたくない理由を見ると、こちらは「ワークライフバランスが取れなくなりそうだから」が最多。約6割の女性が仕事とプライベートを両立できるかどうか心配しているようです。

「管理職になるとワークライフバランスが取れなくなりそう」というイメージがある
「管理職になるとワークライフバランスが取れなくなりそう」というイメージがある

 アンケートとともに寄せられたコメントには

「会議や飲み会、時間外の仕事が多過ぎる」(24歳女性)

「管理職を目指すということは、相当な体力と精神の持ち主でないと、結婚出産を諦めるということなると思う」(28歳女性)

「責任が重い割に給料が低い」(29歳女性)

といった声がありました。