「上司との会話で仕事のやる気がアップ」する人は5割

 上司との会話や面談が仕事のモチベーション向上につながるのか尋ねたところ、「はい」という回答が50.9%で半数を超えました。

上司との会話がきっかけで仕事へのやる気がアップする人は5割以上 出典/レジェンダ・コーポレーション
上司との会話がきっかけで仕事へのやる気がアップする人は5割以上 出典/レジェンダ・コーポレーション

 定期的に面談の場を設けたり、ランチの機会をつくったりするのは、若手社会人のモチベーションを上げるのに効果的なようです。

心動かされた上司の言葉は?

 では、若手社会人は、どんな言葉をかけられたらうれしいのでしょうか。「最近、上司から言われて心動かされた言葉」を自由記述で聞きました。

キミならできる(2017年入社・女性・営業企画事務、ほか多数)
期待しています(2015年入社・女性・技術職)
信頼しているぞ(2016年入社・男性・営業企画事務)
休める時に休め(2016年入社・男性・営業企画事務)
責任はとるから、自由にやっていい(2010年入社・女性・営業企画事務)
お前はどう思う?(2011年入社・男性・営業企画事務)
自分らしくでいいんだから(2011年入社・女性・営業企画事務)
技術者は技術でうそをついてはいけない(2010年入社・男性・技術職)

「キミならできる」「信頼しているぞ」。前向きな言葉は、誰に言われてもうれしいものです (C)PIXTA
「キミならできる」「信頼しているぞ」。前向きな言葉は、誰に言われてもうれしいものです (C)PIXTA

 最も多かったのは「キミならできる」「あなたなら大丈夫」などのフレーズで、「自分は上司に信じられている」と感じることで、仕事のモチベーションが上がるようです。「休め」「自分らしくでいい」という言葉からは、「無理し過ぎないように」と相手をいたわる気持ちが伝わってきます。「どう思う?」と意見を聞かれるのも、一人前に扱われたようでやる気がアップするでしょう。

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 自分が若手社会人なら「分かる、分かる!」と共感された方も多いのではないでしょうか。また、自分が上司なら「今の若手はこんなことを考えていたんだ」と新たな発見があったかもしれません。いい仕事をする上で上司と部下の関係は良好に保ちたいですよね。関係性を築くために、この調査結果も参考にしてみてくださいね。

文/佐々木恵美 写真/PIXTA