友達・家族・音楽 心を開放して過ごすひととき

 次に紹介するのは、友達や家族、動物に会って癒やされる方法です。ストレスがたまっているとき、誰かと話したり、動物と心を通わせたりすると、疲れが少しずつ減っていくのかもしれません。

【友達・家族・ペット】

遠く離れて住む母親と電話でたわいもない話をすることで、元気をもらっています。(26歳、サービス、専門職)

今は自宅にペットがいないので、散歩中や自宅近くのトリミングサロンにいる犬を見ています。目が合うだけで、なんだか癒やされます。(44歳、保険、一般事務)

上司・先輩・大学時代のOBの方など、私を支えてくれている人たちのことを思い出します。(33歳、製造、研究開発)

妹やめいたちに会って、ひたすら食べて、おしゃべりをして過ごします。自分のことを話さなくても、彼女たちの話を聞いていると気が晴れて「ま、いいか」と思えるようになります。(49歳、製造、一般事務)

思い切って半休を取って、堂々とさぼります! 一人のときは平日すいているカフェでモーニングを食べますが、時には落ち込んでいる後輩を誘って一緒に午後半休を取り、アフタヌーンティーや美術館に行って休みを満喫します。(29歳、サービス、営業・企画・マーケティング)

 好きなアーティストの音楽を聴いたり、自分で歌ったりするのもリフレッシュ法の一つ。誰にも聞かれないよう、車中やカラオケルームで大声を出してストレスを発散する、という声が多数寄せられました。

【音楽】

好きな音楽を聴きます。車に乗り、音楽を流しながら「一人カラオケ大会ドライブ」をすると気分スッキリ!(27歳、製造、技術職)

気分が乗らないときは、大好きな音楽(特に洋楽のR&Bや、hip-hop)を聴きながら料理を作ります。いつの間にか歌ったり踊ったりしていて、最高に楽しいです!(笑)(33歳、サービス、受付)

安室奈美恵さんの「Baby Don’t Cry」を聞いて、ゆっくり散歩します。歩いているうちに自分がどうしたいのか頭で整理できるし、曲が自然と前向きな気持ちにさせてくれます。(32歳、商社、企画)

音楽フェスに行って気分転換をしています。時には一人で行って好きなアーティストのライブを楽しみます。フェスは自分のペースで見られるのでオススメ。(44歳、情報・IT、専門職)

読者オリジナル「自分らしい気分転換法」

 最後に紹介するのは、気持ちを整理して思考のスイッチを切り替えるリフレッシュ法や、読者の皆さんのオリジナル気分転換法。型にはまらず、自分らしい方法で息抜きをするアイデアが多数集まりました。

落ち込みそうになったり、ネガティブな思考に入りかけたりしたときは、強制的に今日あったよかったことを挙げて気分転換しています。よかったことを探すうちに、嫌なことは忘れてしまいます。(笑)(25歳、広告、専門職)

洋服の色で気分を切り替えています。例えば暗く落ち込みがちなときにはイエロー、冷静になりたいときはブルー、優しさが足りないなというときはピンクなど、その時の心理状態に合わせて服を選ぶようにしています。(43歳、サービス、受付)

ダークサイドな気持ちを書く「えんま帳」を持っているので、そこに腹が立ったことを書きなぐります。後から読み返すと本当に怖い……。(36歳、情報通信・IT、企画・マーケティング・営業事務・営業)

朝起きてすぐに窓を開けて、掃除をし、朝食をしっかり食べて気持ちをリセットしています。その間、テレビやスマホには一切触りません!(32歳、不動産、一般事務)

以前、仕事で失敗した時、職場の先輩に「命までは取られないよ」と言われました。落ち込むとその言葉を思い出しています。(56歳、医療福祉関連、一般事務)

ネイルポリッシュを塗ったり、思いっ切り泣いたりして切り替えています。特に、日常を忘れて集中できる塗り絵は自分の好きなように表現できるのでおすすめです。(26歳、製造、営業事務)

ネイルを塗って集中! 日常を忘れる時間を持つことって大切ですよね (C)PIXTA
ネイルを塗って集中! 日常を忘れる時間を持つことって大切ですよね (C)PIXTA

***

 疲れたり落ち込んだりしたときこそ、自分にとっておきのご褒美をあげるチャンスです。時には思い切って自分を甘やかすことも大切なはず。無理のない方法で心身を癒やし、気持ちをリセットして、前向きな自分であり続けたいですね。

文/華井由利奈 写真/PIXTA