こんなときも悩ましい……

<こだわりの強い人>

ワイン好きな人への昇進祝いに困りました。こだわりがあることを考えるとヘタなものはやめたほうがいいのではと思い、無難に高級スイーツに落ち着きました。(32歳、営業事務)

困るのは、こだわり派の社長へのプレゼント。好き嫌いがけっこうあるようで、何をあげたら良いのか迷います。結局、花など当たり障りのないけど華やかなものを選びます。(32歳、ピアニスト)

お酒好きの友人や先輩にお酒をプレゼントするとき。たいてい喜ばれますが、相手の好みもしっかりしているので、店員さんのオススメをプレゼントしても「おいしくなかった」と言われることも。結局、飲み比べセットに落ち着きます。(27歳、総務)

知人に借りていた本を返すとき、お礼のお菓子をあげようと思いました。ただ、お菓子に詳しい人だったので半端なものをあげると自分のセンスが評価されてしまいそうで悩みました。結局、有名なブランドにせず、価格帯なども分からないように地元の個人店のクッキーを用意しました。(28歳、営業)

<みんなでプレゼントを買うとき>

みんなで割り勘にしてプレゼントを買うとき、予算との兼ね合いで悩みます。プリザーブドフラワーを買いましたが予算が少なく、とても小さいものになってしまい、「本当にこれで5000円?」という雰囲気に。(27歳、一般事務)

<センスが問われる、女友達への贈り物>

女友達に贈るときです。センスが問われますし、年齢が上がるにつれ安いプレゼントを贈るわけにはいかなくなるので。(24歳、営業・企画)

女友達の誕生日プレゼントが難しい。迷ったときはハンドクリームになってしまいます。(27歳、一般事務)

<アレルギーや持病がある相手の場合>

病気をされた方への贈り物を選択するのが一番難しいと感じました。消化が良く、のどごしの良いジュレ状のゼリーぐらいしか思いつかず、一番良いと思われる商品を探すのに手間がかかりました。(31歳、企画)

婚約者のおじいさまへの贈り物に困っています。糖尿病を患っているので、お菓子を贈れなくて。(33歳)

<相手と金銭感覚が合わない>

社長でもある彼氏は、欲しいものは大抵手に入れる人。私は貧乏なので、何を選ぶと喜ばれるのか分かりません。(25歳、総務)

<どう渡すかで迷う>

贈り物を渡すタイミングにいつも悩みます。スッと格好よく渡せるタイミングを知りたいです。(25歳、経理)

<賞味期限が短かった>

遠方から来るウナギ好きの友人に、ウナギの骨のお菓子をプレゼントしようとしました。少し前に買ったのですが、意外と賞味期限が短く、期限が切れてしまいました。新たに買いに行く暇がなく、残念ながら別のお菓子をプレゼントしました。(32歳、総務)

<子ども相手のプレゼント>

友人の6歳の男のお子さんにあげる誕生日プレゼントは難しいです。男の子が何を喜ぶのか見当が付かない上に、教育方針に沿わないと申し訳ないので。(32歳、営業)

【番外編】私は悩まない! 前向きに贈り物を楽しもう

 あまりにも迷ったときは、こちらのご意見が参考になりそうです。

基本的に悩みません(笑)。欲しい物は自分で買うでしょうし、第三者が贈るというのは、好みじゃないことも含めてサプライズだと思っています。(26歳、一般事務)

むしろ相手のことを考えながら、プレゼント選びに悩む時間を楽しむようにしています。(27歳、人事)

 「あげたいものをあげる」。結局はこれしかないのかもしれません。一方、無難な贈り物の定番は、やはり食べ物や消耗品などの“消えもの”。今回のアンケートで、最強なのはお菓子だと実感しました。無難な選択肢を押さえつつ、悩む時間を楽しめるくらいのゆとりをもって贈り物を選びたいものですね。

文/越智理奈 写真/PIXTA