こんにちは、村山らむねです。時々、世間で話題になっていることを、ちょっと世の中を達観する‟おばさん目線“から、お届けしております。

 さて週末、風物詩ともいえる、AKB48の総選挙がありましたね。今年は、HKTの指原莉乃さんが史上初の連覇を飾りました。「AKBってまだ人気あるの?」と少し思わないこともないのですが、実はわたし、この総選挙、家にいれば必ず見ます。そして、号泣します。

AKB総選挙 号泣なしでは見られない

 だって、10代20代の女の子たちが、数値化され、格付けされ、そういう過酷な結果の中で、名前を呼ばれて感謝のプレゼンテーション。これ、すごいですよね。私がこの中にメンバーとして参加していれば絶対に、待っている間に3回は失神するほどの緊張感ですよ。

 しかし、男の人ってこういう女性のランク付けが大好きだなぁと感じます。江戸時代の吉原では毎年、「江戸吉原花魁番付」というものが発表されたらしく、発売時には飛ぶように売れたらしいです。江戸の昔から、男性は、自分だけの判断基準で女性を選ぶことが難しく、第三者判断に寄りかかって生きていたのですね。「自分だけの女の子」を探すよりは、「みんなに人気の女の子」を求めてしまう。

 こういう女性に対しての人気投票って必ず批判が巻き起こるものです。女性を格付けするなんて! と、目くじらを立てる人がいる。「ミスコン論争」っていうのかしら?

 だけどね、思うんです。男の人の格付けも、またそれはそれで過酷だと。だって、実は女性もランキング好きですよね。某雑誌の「抱かれたい男」ランキングシリーズとか。あれは、女性版のAKB総選挙だと思います。男同士の格付けも過酷なんです。会社、住んでいるところ、学歴、車種、ゴルフのスコア、などなど。

 だから、AKB総選挙やミスコンは、男の人達が日々晒されているランク付けよりは、見えているだけで健康的かなと思うのが正直なところ。そういう意味でも、AKB総選挙が存在することは否定しません。

 ただ、私がゆるせないのは、AKBの恋愛禁止規定です。