各種メディアで目にする「働き方改革」。政府が作成した実行計画には、「女性が活躍しやすい環境整備」が盛り込まれていますが、実際はどれほど進んでいるのでしょうか。今回は、「働く女性の価値観」に関する調査をもとに、日々忙しく働く女性たちのリアルな声をまとめました。ライフステージの変化によって状況が左右されやすい女性社員は、どんな思いを抱えて仕事に向き合っているのでしょうか?
(ネオマーケティング調べ、調査期間:2018年4月27日(金)~5月1日(火)、対象:東京都と政令指定都市のある都道府県に住む20歳から49歳の正社員、契約社員、派遣社員の女性600名)
仕事とプライベート、どちらも満足してる?
最初の質問は、現在の仕事に対する満足度について。年代別に聞いてみました。
全体では「やや満足している」と回答した人が最も多く、32.3%となりました。「満足している」を合わせると、42.6%が満足しているようです。どの年代も、満足している人のほうが多いことが分かります。
また年代で比較をすると、20代が最も満足度が高く「やや満足している」と「満足している」の合計は45.5%となりました。子育てと仕事の両立で悩みがちな30代では一旦満足度が下がるものの、40代になると再び満足度は高まっています。
続いて、勤務地や仕事内容などの各項目に対する満足度を聞きました。
その結果、最も満足計が高い項目は「勤務地」となり78.7%、次いで「雇用形態」68.8%、「勤務時間・残業時間」68.5%となりました。一方、満足度が低い項目は「給与」42.7%、「福利厚生」53.7%となっています。
「給与」以外の項目は満足計が半数を超え、仕事に関する満足度が高いことがうかがえます。男女雇用機会均等法以降、女性社員たちの奮闘によって生まれた新制度や、「働き方改革」の成果なのかもしれません。
さらに、プライベートに関する満足度も聞いてみました。