涙を流してデトックス

 意外と多かったのがあえて「泣く」という、涙活をする人。映画やドラマ、小説、DVD、日記など手段はさまざま。人目を気にせず自宅で泣く派が多いようです。

日記を書きなぐりながら泣きます。日記を書くと、出来事を客観的に見直せて落ち着きます。(33歳、研究開発、製造)

大好きだったSMAPのライブ映像を見て泣くと、すっきりします。(33歳、求職中)

しんどい時は音楽や映画に頼って号泣します。自宅で一人で、大声で泣きわめきます。(33歳、医療福祉関連、営業)

普段人前で泣かないタイプなので、泣ける映画とか小説で取りあえず泣きます。ネガティブなモノではなくて、自分の生活と重ならない内容のものを見て、仕事を思い出さずに没頭できるものを見て泣くと、とてもすっきりします。(28歳、製造、企画)

甘いモノに癒やされる

 いつもはブレーキを掛けている甘いモノを、自分へのご褒美として好きなだけ食べると癒やされるようです。

チョコパイのような甘さがしっかりしたお菓子を食べると元気が出ます。(30歳、学術研究・技術サービス、一般事務)

お菓子のドカ食い。留学中に気付いたらやっていました。今でもストレスがたまるとその癖が抜けません。(26歳、不動産、経理・総務)

とにかく甘いものを食べます。チョコレートは常備しています。(25歳、保険、営業)

普段は食べない甘いパンを食べる。コンビニやスーパーのパンではなく、パン屋さんのパンであることがポイントです。(32歳、製造、研究開発)

甘いものって、一度食べ始めると止まらなくなること、ありますよね (C)PIXTA
甘いものって、一度食べ始めると止まらなくなること、ありますよね (C)PIXTA

旅行やドライブで現実逃避

 電車での一人旅や、ドライブをする人もいました。海外旅行の計画を立てるだけでも、疲れが吹き飛ぶようです。

遠くへ一人旅します。ある時、「電車で行ける所まで行ってみよう」と揺られて出掛けたら、とてもすっきりしたことがあったので。(33歳、教育・学習支援、経理・受付・一般事務・営業事務)

在来線の列車に揺られてあてもなく出掛ける。鈍行列車に揺られて外の景色を眺めるだけで心が落ち着きます。(36歳、サービス、一般事務)

母親に運転してもらい、ドライブに出掛けます。二人でゆっくり話す時間があるとリフレッシュできます。(27歳、保険、人事・一般事務)

海外旅行をする計画を立てる。つらくても計画を立ててるとテンションが上がって疲れていることを忘れて、頑張ろうと思います。(33歳、不動産、経理)

誰かに話を聞いてもらう

 モヤモヤした気持ちは、吐き出してしまうと心が軽くなるようです。信頼できる相手がいるからこそのリフレッシュ方法ですね。

信頼でき、馬が合う人に少しだけ話を聞いてもらって、その後は楽しい話で笑う。30年以上生きると、自分も周りもいろいろあり、お互い大人で自立しているので、付き合いやすいです。(33歳、医療福祉関連、医薬品開発)

夫に話を聞いてもらいます。(39歳、情報通信・IT、SE)

友達に話をします。周りの子も似たような経験をしてきているので、「私もそんなもんだよ」と言いながら、めげずに過ごしている様子を聞いて、「私もこのくらいのことなら耐えないと」と思えます。(28歳、情報通信・IT、企画・一般事務)

親友に電話して、1時間以上話します。(27歳、医療福祉関連、受付)

パートナーに聞いてもらう。いつもストレスは食で紛らわそうとしますが、やはり1番は信頼しているパートナーに話を聞いてもらうことです。(33歳、金融、一般事務)

究極の充電、「睡眠」

 働き女子は相当お疲れがたまっているよう。仕事の疲れを取る究極の方法はひたすら寝ること。体が欲するままに眠りこける日があるのもいいですよね。

とにかく寝ます。睡眠不足だと、心も体もボロボロになって気持ちの整理ができなくなるから。(30歳、教育・学習支援、企画・マーケティング・研究開発)

寝る。たくさん寝て、スッキリして、また頑張ります。(38歳、製造、秘書)

何も考えずにひたすら寝ます。疲れている時は誰とも会いたくないし、話したくないので、必然的に家に籠もります。(32歳、建設、技術職)

時間がたつと、客観的に物事が見れるようになるので、取りあえず寝て冷静になります。(25歳、情報通信・IT、企画)

 いかがでしたか。この他にも「部屋を掃除する」「ゴルフに行く」「ハンドメードに没頭する」などの回答もありました。好きなことに集中して悩みからいったん離れることが肝心。そして汗も涙も部屋の汚れもため込むとマイナス思考になりがちがなので、休みの日は「発散」を心掛けておくといいかもしれませんね。

文/大楽眞衣子 写真/PIXTA