人によって態度が違う…「困った上司」とは
「この上司、困った人だなぁ」と思うのは、どんな人でしょうか。調査の結果、全体の1位は「人によって態度が違う」(47%)となり、2位は「気分に浮き沈みがある」(38%)、3位は「その時々で指示が変わる」(33%)と身勝手な上司像が浮き彫りになりました。
2位「気分の浮き沈み」に関しては、20代がより強く感じている様子。最近、何かと話題の「セクハラ・パワハラがひどい」(27%)も4位にランクイン。こちらは世代間のばらつきはありませんでした。
5位の「責任感がなく人のせいにする」(25%)は、40代がより強く感じている模様。もしかすると、経験を重ねるほど責任転嫁されやすい立場になるのかもしれません。
どう対処? 苦手な上司には近づくべし?!
困った上司に出会ったら、どう対処すればいいのでしょうか。「笑顔で対応」「外食に誘う」「一緒に進める」など近づいて関係性をよくしようと努力する様子がうかがえました。柔よく剛を制す、ということでしょうか。アンケートに寄せられたエピソードをご紹介します。
◆ 「仕事をきっちりとこなす」「挨拶をしっかりとする」「笑顔で対応する」の3つ。どんな人にも挨拶をしっかりすると、不思議と接しやすくなります。笑顔で対応すると、自分の気持ちが上がり、相手に親しみやすさを感じてもらいやすいです。(25歳)
◆ 仕事上うまくいかない上司とは、なるべく外へ飲みに行ったり、旅行に誘ったりして、その人を理解し、よい関係性を築くように心掛けた。(28歳)
◆ その人の性質や癖を把握し、どうすれば納得してくれやすいかなどを分析して、お礼を忘れず、仕事がスムーズに運ぶように、大事な案件は先輩と一緒に進めるなど工夫した。(35歳)
◆ 付かず離れず距離を置きながら、実績を積み上げていくことを考えていました。(43歳)
理想の上司に関する今回の調査、部下の評価を上げるヒントもたくさん詰まっていましたね。ぜひご参考に!
文/大楽眞衣子 写真/PIXTA