皆さんは、部屋の片付けや整理整頓、収納が得意ですか? 片付けについては、「苦手」という人と「得意」という人にキッパリ分かれる傾向があります。読者アンケートに答えてくれた549人の声から、片付け上手になるための工夫やコツなど、身近な人が実践している技の数々をご紹介します。

【アンケート概要】
◎日経ウーマンオンライン上で読者を対象に実施
◎調査期間:2018年3月1日~29日
◎有効回答数:549人

3人に2人は片付けが苦手だった

 まずは、部屋の片付けや整理整頓、収納が得意かどうか聞きました。「得意」という人が34%となり、3割以上の人は「片付けが得意」と自認しています。一方で、6割以上の人は「片付けが苦手」ということが分かりました。

Q.あなたは、部屋の片付けや整理整頓、収納が得意ですか?
Q.あなたは、部屋の片付けや整理整頓、収納が得意ですか?

片付けが苦手な人の悩みや克服法はさまざま

 部屋の片付けや整理収納、収納が「苦手」と答えた349人の声を見ていきましょう。

苦手な人の悩みとは

 片付けが苦手な人は、どんなことに悩んでいるのでしょうか。

・彼氏に部屋が汚いとドン引きされ、掃除してもらいました。(32歳、製造、一般事務)

・服がクローゼット以外にもソファーにたまってしまいます。収納の仕方を学びたい!(23歳、商社、営業)

・雑誌などで整理整頓の特集を見て、「片付けるぞ!」と気合いを入れるものの、予定通りに終わった試しがありません。いつも途中で断念して、謎の「何でもボックス」にモノを突っ込んでしまいます。(33歳、製造、研究開発)

・よくモノの定位置を決めるといいと聞きますが、部屋が散らかり過ぎていて、そのような仕組みづくりまで程遠く、なかなか行動に移せません。(39歳、市場調査)

・片付けに手を付けると部屋が散らかり、その日は部屋で寝ることができない。だから片付けることを諦めてしまいました。負のスパイラルです。(30歳、サービス、接客)

どんな工夫で苦手を克服している?

 苦手と自覚しているけれど、努力して効果を上げている人たちもいます。

・収納がとても苦手なので、大き目の籠を用意してざっくりとした収納を心掛けています。あれこれ細かく決め過ぎると、ルールを守ることがストレスになるので。(26歳、企業支援、コンサルタント)

・片付けを始めると細かいところが気になってしまい、かえって散らかる。毎日5分だけ、と時間で区切って片付けや整理整頓することを心がけています。(27歳、サービス、営業)

・新しい収納グッズはあまり購入しないのがマイルール。あればあるだけ、物を入れたくなり、逆にその分スペースを取られてしまうので。(37歳、情報通信・IT、営業)

・モノを購入したときにそのモノの置き場所を決めてあげること。「お家に帰ろうね~」という感じで決まった場所にしまうことができるようになりました。(29歳、製造、営業事務)

・最近メルカリを始めたことがきっかけで、「売れるものはないか」と断捨離がはかどるようになりました。(28歳、製造、営業・販売・接客)

・「123人の家」という、インテリアショップ・ACTUS社員の部屋をまとめている本で、大多数の社員が部屋をきれいに維持するために「人を呼ぶ」とアンケートに答えていたため、定期的に友人を呼んでホームパーティーを開いています。きれいな状態をキープできるので効果的です!(33歳、情報通信・IT、専門職)

・先日、「実家の片付け」をしてから思ったことは、「持ち物は結局ゴミになる」ということ。モノは買わない、持っているものはため込まずに使う、不要品を取っておかない、と肝に銘じています。(44歳、サービス、経理・総務)

・収納アドバイザーに自宅に来てもらい、収納、片付けについてアドバイスをもらって実践。片付け方のコツが少し分かるようになり、定期的に断捨離しています。(41歳、製造、営業事務)