厳しい現実を知って夢破れたり

 高い志を持ったものの、現実を目の当たりにして早々に諦めた人、夢を追いかけたけど見切りをつけた人……それぞれの「その後」をどうぞ。

「おいしゃしゃんになりたい」と幼稚園の卒業アルバムに書いてありましたが、現実的に医学部には学力が足りず行けませんでした。(30歳)

国際線のCAになりたいと思っていましたが、身長が伸びなかったので夢で終わりました。(39歳、娯楽、企画)

獣医師になりたかったです。大学受験までは漠然と「実現できればいいなー」と思っていましたが、理系の才能がなかったため、あえなくバリバリの文系に。(30歳、公務員、企画・広報・一般事務)

新聞記者になりたかったのですが、通信社でバイトをしてみると自分にはできないと思って、やめました。(22歳、製造、営業)

小さい頃からバイオリンを習っていたため、周りの目を気にして文集にバイオリンの先生になりたいと書いた記憶があります。でも、本当はバイオリニストになりたかった。音楽の世界は厳しい世界なので、趣味レベルに留めています。(34歳、公務員、人事)

子どもの頃からずっと歌うことが好きで、歌手になりたかったです。学生時代は毎週のようにカラオケに行き、録音して、デモテープを送ったり、オーディションに参加したりしていました。高校を卒業して、大学入学の頃にもう私には縁がないのかなと思い、その夢は諦めました。(34歳、金融、受付・一般事務)

夢をかなえた人

 夢を追いかけ続けて、見事、実現した人もいました。その努力と意志の強さに脱帽です。

獣医師になりたいと、小学校の卒業文集に記しました。その後、大学に進み、今、獣医師として勤務しています。(38歳、獣医師)

小学生の頃から、「中国語の通訳になる」と言っていました。今、細々とですが、中国語の翻訳に携われているので、夢はほぼかないました。仕事量をもっと増やしたい、もっと高い質で納品したいと思うので、勉強はまだまだ必要と痛感する毎日です。(41歳、通訳)

保育士になりたいと小学生の頃は思っていました。今、幼稚園で働いています。幼い頃からなんとなく抱いていた思いが今の仕事につながっているのかなと思います。(29歳、教育、専門職)

幼稚園の卒園アルバムには「幼稚園の先生になりたい」と書いていました。今は幼稚園教諭を養成しています。(37歳、教育、専門職)