控えめにし過ぎたかな…?

とにかくオドオドしている新入社員でした。社会におびえていましたが、そんなに怖い世界ではなく、「自分から動かなければいい方向には進まないよ」と伝えたいです。(24歳、運輸、営業・営業事務)

失敗をするのがとても怖かったです。ですが、1年目のうちから完璧な仕事はできないのだから、分からないことはなんでも聞いて、どんどん失敗しておくべきだと思います!(30歳、情報通信・IT、人事)

やり過ぎました!?

育成担当の先輩に分からないことをひたすら聞きまくり、「生まれたてのひなが親鳥に付いて行くようだ」と言われていました。(25歳、公務員、一般事務)

そんなに得意でもないのに「若いから」という理由だけで、パソコン関係や音響・映像関係の機械や電気に関する仕事をほぼ任されていました。任された仕事はやらなきゃと必死にこなした結果、得意な人のようなイメージが定着してしまい、いまだにその仕事がたくさん……。自分に言いたいのは「ほどほどに」です。(25歳、教育・学習支援、専門職)

要領のいいタイプでした。自分より30歳以上年上の方とも話せる幅広い知識の豊富さを武器にして、たくさんの方にかわいがっていただきました。交流を深めるために喫煙までし始めた自分。喫煙室での交流は役に立つこともありましたが、そこまでしなくてもよかったかな……。今は禁煙しています。(29歳、情報通信・IT、総務・人事)

研修で「挨拶は大きな声で元気よく!」と習ったので、配属後に早速実践。すると、静かな職場だったため、「もう少し小さい声で大丈夫だから」と言われました。空気を読んで!(28歳、生活関連サービス、総務)

「新人は笑顔と大きな声で挨拶」が何よりも大事だと思い、失敗して泣きそうな日もイライラや鬱のような時も、徹底して元気印を貫いていました。社歴を重ねるにつれ、徐々に元気印を抑えに入っていくと、フロアほぼ全員に「新人時代の元気さ、異様だったよ」「大丈夫かなって心配してたよ」と、実は無理しているのがバレていたと知り、恥ずかしかったです。(33歳、医療福祉関連、営業)

新人時代は、いつも笑顔でうなずきながら、黙って話を聞くようにしていたら、「あなたは、人の話をよく聞いてる!」と言われるようになり、なんでもかんでも仕事を任されることに……。しまいには、クレームまで聞かされるはめになりました。人の話を笑顔で聞くのはいいことだとは思うけれど、「自分の思ったことは、意見として言うようにして! そうじゃないと、仕事量が増えて、今では口うるさい職員になってるから」と言いたいです。(31歳、医療福祉関連、生活支援員)

新入社員時代の失敗は、きっと糧になる! (C)PIXTA
新入社員時代の失敗は、きっと糧になる! (C)PIXTA

社会の常識や会社のルールが分からなくて

初出勤の前日にサーフィンに行き、真っ黒に日焼けして出勤すると、上司に失笑されました。(36歳、商社、一般事務・営業事務)

服装が自由と言われて、ジーパンをはいて出社すると、「さすがにオフィスカジュアルで……」とたしなめられたこと。今考えると、クライアントと折衝もあるのに完全自由はないですよね。当時を思い出すと、とても恥ずかしいです。(39歳、サービス、一般事務)