転職よりも「現状維持」という選択も

 今のままの方が良いと転職を思いとどまった人、転職を考えているうちに問題を乗り越えた人もいました。転職するには、動機やタイミングを見極めることも重要だと言えそうです。

事務職から総合職になりたいと思い、入社5年目のときに転職を試みました。しかしワークライフバランスを考え、今のままが良いと思い直し、今に至ります。(27歳 商社 一般事務)

残業時間が多いため、転職が頭をよぎりました。しかし、将来ライフステージが変わったときに時短勤務などの融通がききそうだということ、人間関係が良好だということなど、良い点がいろいろあったので、結局、今の会社にとどまっています。(29歳 IT・通信)

子どもの出産前後に転職を考えました。産後にフルタイムで職場復帰する前例がなかったため時短勤務を希望したが、上司に嫌な顔をされ、その時に転職したいと強く思いました。しかし、家族や周りのサポートのおかげで、何とか今も続けています。(35歳 一般事務)

常に転職を考えているが、現実的に今の条件程度の会社に移れるとは思えず、とどまっています。(35歳 製造業 研究開発・SE・技術職)

現状に不満足なとき、転職を考えます。今は満足しているので、考えていません。何回か転職すると、妥協点が分かってきます。(36歳 製造業 一般事務)

向上心が少ない男性社員が多く、もっと刺激のある職場に行きたいとたまに考えます。一方で、尊敬できる女性同僚が多いので、どこへ行っても大なり小なり問題はあるかと思い直し、結局行動に移していません。(39歳 一般事務)

文/三浦香代子 写真/PIXTA


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