結婚相手に望む条件は「三高」から「三優」へ

 結婚相手に選ぶならどんな人がいいかを聞いたところ、1位は「育児や家事をしてくれる人」(53.7%)、2位は「浮気と無縁で自分だけに優しい人」(42.1%)、3位は「仕事を頑張る人」(32.2%)、4位は「会話が面白い人」(27.6%)、5位は「節約が得意で家計に優しい人」(24.8%)となりました。

結婚相手にはどんな人を選ぶのがいい?(複数回答・3つまで)
1位 育児や家事をしてくれる人……53.7%
2位 浮気と無縁で自分だけに優しい人……42.1%
3位 仕事を頑張る人……32.2%
4位 会話が面白い人……27.6%
5位 節約が得意で家計に優しい人……24.8%
6位 優良企業勤めで収入が安定している人……23.0%
7位 高収入な人……16.4%
8位 イケメン……15.7%
9位 会話を合わせてくれる人……13.6%
10位 おしゃれな人……11.9%
11位 心も体もマッチョな人……8.2%
11位 気弱で暴力と無縁な優オトコ(やさおとこ)……8.2%
13位 背が高い人……6.5%
14位 誰にでも愛想がよい人……6.2%
15位 スポーツマン……5.6%
16位 高学歴な人……4.3%

 育児・家事に積極的なことや、浮気とは無縁といったことの他、節約が得意であることも結婚相手を選ぶ際の条件になっているようです。

 かつて結婚相手の条件として「三高」(高収入、高学歴、高身長)という言葉が流行しましたが、今回の調査では「高収入な人」は7位(16.4%)、「背が高い人」は13位、(6.5%)、そして「高学歴な人」は今回の選択肢中最下位の16位(4.3%)と、いずれも上位にはなりませんでした。女性にとって「三高」は、もはや過去の話となっているようです。

 それらに代わって今回支持された条件は、育児や家事をしてくれる「家族に優しい人」、浮気と無縁で自分だけに優しく、会話が面白い「私だけに優しい人」、そして、仕事を頑張り、節約が得意な「家計に優しい人」といった「三優」でした。

 女性のパートナー選びの条件は、周囲に自慢できる好条件の男性から、長い結婚生活を見据えて、協力しながら楽しい家庭を築いていける、頼れる男性へと移り変わっているようです。

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 多くの女性がコスパを重視している今日このごろ、日々の生活を共にする結婚相手に望む条件でも「節約」というキーワードは外せないようです。医療保険も結婚相手も、理想通りの商品や人はなかなか現れませんが、「この値段なら加入したい」「一緒に節約してくれる人がいい」など外せない条件を考えてみると、自分に合う商品や相手が見つかるかもしれませんね。

文/華井由利奈 写真/PIXTA