春は新しいことを始めるのにぴったりの季節。社会人としてステップアップのために、資格を取ろうと思っている人もいるでしょう。そこで、実際に仕事に役立った、給与がアップした、日常生活で生かせたなど、「取得して良かった」と思える資格を日経ウーマンオンラインの読者に聞いてみました。ランキング形式でベスト5をご紹介します。勉強のしかたのコツや、意外な効用などのこぼれ話も必見です。
(◎日経ウーマンオンライン上で読者を対象に実施、調査期間:2016年1月4日(月)~1月31日(日)、有効回答数206名)

(C)PIXTA
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<5位>マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)

 まずは人気の資格、第5位からご紹介。MOSはマイクロソフト社公認の資格です。エクセルやワードなどのオフィスソフトを使いこなすパソコンスキルの証明として注目されています。オフィスを使う職場なら、資格を持っていて損はしないでしょう。

MOSは取って良かったです。「資格を取ってみよう」と思わなければ、しっかりオフィスソフトを学ぶこともなく、“なんとな~く”仕事をしていたと思います。しかし、学習することで自分の効率の悪さに気づき、業務を改善できました。資格という目に見える目標をもつことで学習意欲が上がることも実感しました。学習期間は1カ月で、費用は独学で1000円程度です。(30歳)

MOSのエクセル&ワード2003と2007を持っています。いずれも3カ月で週2回コースの講座を利用しました。費用は3万円です。エクセルでの表作成や、ワードでの文章作成の処理時間を短縮できました。(31歳)

MOSのワード、エクセルは持っているとパソコンスキルの証明になります。人事の仕事をしていますが、転職には有利だと思います。(32歳)

エクセルで取得しました。便利な小ワザの知識を含め、いろいろ勉強になりました。市販の参考書で独学しました。(31歳)

<4位>秘書検定

 社会人に求められるビジネスマナーや一般常識が身に付く資格です。それほど難易度が高くない一方で知名度が高く、あらゆる職場やプライベートでも生かせると人気です。ただし1級・準1級の試験では、筆記試験に加えて面接試験があるので、ハードルを感じる人も。

秘書検定1級を取得しました。転職のときに向上心をアピールする材料になり、大手損保会社の正社員に内定しました。(33歳)

秘書検定2級です。新入社員のころ、役員など目上の方と接する際のマナーを知りたいと勉強しました。目的を達成できたうえ、慶弔マナーなども知ることができて役立ちました。(29歳)

ビジネスマナーが身に付いただけでなく、親戚付き合いにも生かせています。冠婚葬祭のマナーや身だしなみ、美味しいお茶の淹れ方や上座・下座などの知識を得られるので、日常でも使えると思い、社会人になる前の学生時代に取りました。2カ月程度の独学で2級合格でした。(34歳)

2級を取りました。勉強方法は、書店で購入したテキストでの自宅学習を1カ月ほど。奨励金の対象だったので、2年間に渡って月1000円支給されました。(36歳)