バレンタインのほろ苦い思い出

 バレンタインデーは思い出に残りやすいイベントの一つ。今は柔軟に楽しめているけれど、昔は相手に渡すことすら難しかった……。そんなほろ苦い思い出も。

好きな人の家の前に行ってはみたものの、なかなかチョコレートを渡すことができなかった思い出が。家の前で3時間程うろちょろして、「ようやくチョコレートを渡せた!」と思ったら、相当冷えてしまったようで、翌日からインフルエンザで寝込んでしまいました。(25歳、製造、総務)

初めての彼氏に手作りチョコレートケーキを作ったら、持って行く途中に崩れてしまいました。「崩れてもおいしいよ」と言ってくれたけれど、以降、人にあげるチョコレートは購入品かレストランのケーキです。(23歳、商社・卸・流通・小売り、接客)

昔、大好きな人にチョコレートを渡したかったけど、緊張しすぎて結局渡せず。でも友達に「渡さないと後悔するよ!」と言われ、なぜかホワイトデーに渡したという懐かしい思い出があります(笑)。今年は彼氏との初めてのバレンタインなので、手作りチョコと……念のため買ったチョコを渡す予定です。(30歳、IT・通信、一般事務)

気になる人のために家でチョコレートケーキを作っていたら、家族に突っ込まれ……。ごまかし切れず、全て父と弟にあげる結果に。本命の人にはその後お店で買って渡しました。「買うほうがおいしくて良かったんだ!」と自分に言い聞かせました。(29歳、営業)

バレンタインの日に大雪で、お互いに渡す・受け取るタイミングが合わず……。冷蔵庫に入れていたら、兄妹に食べられてしまった!(25歳、金融・証券・保険、営業)

予定は未定!

 明日は明日の風が吹く。相手や環境にもよると思いますが、義務感ではなく、自分の素直な気持ちからプレゼントできたら素敵です。

当日は仕事です。バレンタインはあまり好きではないので、誰かに何かを渡すかどうかは、気分次第です。職場の人は、私が作るケーキが好きだと言ってくれるので、作るとしたら大きいホールのケーキを一つになると思います。(25歳、商社・卸・流通・小売り、総務・人事)

予定はまだ何もありません……。義理チョコではないチョコレートを誰かにあげられるように、頑張ります! 上司にはあげるかもしれないですが、未定。何の気持ちもないので、買うとしても直前に買います。バレンタインは、特に良い思い出もないので、少し冷めた目で見ています。「いつかは私も、ウキウキしたバレンタインにしたいな~」とは少し思っています。(29歳、サービス、一般事務)

***

 今回のアンケートで分かったのは、社会人として義理チョコに頭を悩ませるケースがある一方で、純粋に贈り物をする機会や、おいしいチョコをゲットする機会として自由に楽しんでいる人がたくさんいるということ。自分なりに楽しめばいいと考えると、なんだかワクワクしてきますね!

文/越智理奈 写真/PIXTA