脱汚荷物女子、ポイントはスマホ化

 荷物を少なくするための工夫を聞くと、定期的なバッグの整理やごみの処理に加えて、スマホ化が鍵になっていることが分かりました。

荷物を少なくするためにどんな工夫をしている?[n=600(日常的に電車通勤をする人)]
荷物を少なくするためにどんな工夫をしている?[n=600(日常的に電車通勤をする人)]
定期的に整理をする他に、さまざまな機能をスマートフォンに集約することを実践している人も多くいます

 上位は、「バッグの整理」、「ゴミをためない」。続いて、「定期券や手帳、本や音楽などをスマホ化する」が挙がりました。音楽はスマホにダウンロードし、スケジュールはアプリで管理するスタイルはもはや定番で、最近では電子書籍も普及し、本を持ち歩く必要もなくなりつつあります。さまざまな機能をスマホに集約することが可能になってきました。

 また、2016年10月以降はiPhone(Apple Pay)でもSuicaを利用できるようになり、2017年11月には「モバイルSuica」の会員数が500万人を突破しました(2017年11月16日付けのJR東日本のプレスリリースより)。この事実からも、定期券のスマホ化は着実に進んでいることが分かります。

***

 今回の調査で、重い通勤バッグが予想以上にさまざまな場面で影響を与えていることが分かりました。ゴミをこまめに捨てたりバッグを整理したりと、定期的に所持品を見直すのが一番ですが、それが苦手な人は、定期券や本、手帳など、通勤アイテムの「スマホ化」を試してみては? 一度スマホ化してしまえば、定期的に見直さなくてもスマートに通勤することができます。少しずつ荷物の軽量化にトライして、通勤バッグ美人を目指しましょう。

文/華井由利奈 イラスト/PIXTA