【4】コーヒー1杯と「鉄分」のカンケイ

「コーヒーを飲む人は、食事に注意が必要」――なぜ? (C)PIXTA
「コーヒーを飲む人は、食事に注意が必要」――なぜ? (C)PIXTA

 朝は焼きたてのトーストとコーヒー、ランチにはドリンクセット、おやつタイムには香り高い紅茶──と1日を通じて好きな飲み物を楽しんでいる人も多いはず。でも、実はコーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶などに含まれる「タンニン」は鉄分の吸収を阻害し、鉄分不足による貧血などの体調不良を招く恐れがあります。また、朝食抜き、野菜中心の食事も鉄分不足の原因になります。そのためか働く女性の約3割が「献血ができないほどの貧血状態」にありました。

 栄養素の中でも摂取しづらい鉄分をどうやって取るべきか、どのタイミングで取るのが望ましいのか覚えておきましょう。

 詳しくは ⇒ 「目覚めのコーヒー、食後のお茶」に潜む危険とは?(第3回)

【5】おやつと「不定愁訴」のカンケイ

仕事中に差し入れのドーナツ…これってOK? (C)PIXTA
仕事中に差し入れのドーナツ…これってOK? (C)PIXTA

 疲れた時、誰かからのお土産──と、何かと「おやつ」を口にすることが多いオフィス。ところが洋菓子の摂取量が多い人ほど、「冷え症」「肩凝り」「頭痛」「腰痛」「風邪を引きやすい」といった不定愁訴に悩まされていました。さらにオフィスにいる時間が長い人ほど、甘いものを取り過ぎる傾向にありました。おやつが不定愁訴の原因になる場合があるんですね。

 「でも、おやつ断ちはつらい!」という人は「栄養価の高いおやつ」を「適量」なら食べても大丈夫。食べてもOKなおやつ、NGなおやつを知って、オフィスに「おやつ革命」を起こしましょう!

 詳しくは ⇒ オフィスワーカーが食べてOKなおやつ、NGなおやつ(第7回)

【6】外食・自炊と体調不良のカンケイ

あなたのランチは外食? それとも手作りのお弁当? (C)PIXTA
あなたのランチは外食? それとも手作りのお弁当? (C)PIXTA

 生活費を切り詰めたいときに、真っ先に削ってしまいがちな「食費」。反対に仕事が忙し過ぎて「外食で済ませている」「買ってきたお総菜に頼りきり」という人もいるかもしれません。ただ、食費を節約し過ぎて食材を削ったり、外食・中食ばかりの食生活に傾き過ぎたりしても、体の不調を招きます。

 「年収400万円未満」と「年収600万円以上」の食生活をリサーチし、そこから見えてきた食生活のパターンや不足しがちな栄養素、改善するべき点について解説します。さらに「安くて」「栄養満点」なオススメ食材も紹介します。

 詳しくは ⇒ 食費の節約、外食…年収で異なる「不健康要因」(第8回)

【7】ソウルフードと糖質・塩分のカンケイ

日常的に食べている内容は地域色が反映されることがあります (C)PIXTA
日常的に食べている内容は地域色が反映されることがあります (C)PIXTA

 大阪の人なら「お好み焼き」に「たこ焼き」、名古屋なら「手羽先」、ボリュームたっぷりの「モーニングセット」、福岡なら「とんこつラーメン」に「明太子」と、愛着のある「地元ごはん」。ソウルフードを食べるとほっとしますね。

 ところが、疑問なく食べているソウルフードが糖質過多だったり、味付けが濃過ぎたり、カロリー過多だったり、塩分過多だったりと、習慣的に続けていると健康に影響を及ぼす可能性もあります。慣れ親しんだ故郷の味にまつわる地域差、各家庭の個人差についても知っておくのがベターです。

 詳しくは ⇒ 慣れ親しんだ食習慣も落とし穴? 健康不調を招く理由(第9回)