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「自己流ヘルシーな食事」が健康の害に 何が間違い?

2018年2月8日

美容意識の高さは時としてあだになる

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 あなたは自分の食生活に自信がありますか。女性が健康体で働き続けるために必要な食生活について詳しく解説する連載・働く女性のための「正しい食生活」、第2回は、女性が普段食べているメニューの「誤解」について、予防医療コンサルタントの細川モモさんにお聞きしました。

「一見ヘルシーな食事」の落とし穴

「私の朝食は万全!」と思っていても思わぬ落とし穴が… (C) PIXTA

 グリーンスムージー、ジュースクレンズ、ビーガン(絶対菜食主義)、マクロビオティック(主に玄米菜食)、糖質オフ……美容やダイエットに関心のある人ならば、よく知っている言葉ではないでしょうか。あるいは既に実践中という人もいるかもしれません。

 試しに、美容意識が高い女性Aさんの「一見ヘルシーな食事」をシミュレーションしてみましょう。

【Aさんの平日】

朝食グリーンスムージー
昼食野菜サラダ、雑穀米を少し、豆腐ハンバーグ
夕食野菜スープ、蒸し鶏とキャベツの千切り

 「忙しい平日でも野菜はたっぷり取ることを意識しながら、朝・昼・夕の3回、きちんと食べています!」(Aさん)

【Aさんの土曜日】

朝食低脂肪ヨーグルトとフルーツ
昼食友達とパンケーキを食べに
夕食友達とイタリア料理店で、ピザ、パスタを満喫

 「土曜日はゆっくりできるので、自分の好きなものを食べる『ご褒美デー』にしています!」(Aさん)

【Aさんの日曜日】

朝食・昼食・夕食野菜と果物で作ったジュースを食事代わりに

 「だいたい日曜日は、食べ過ぎた土曜日の調整をするため、『リセットデー』にしています!」(Aさん)

***

 野菜をきちんと食べているし、高カロリーな食事は週末だけ。その翌日には食べ過ぎをリセットしているし、何の問題もなさそうですよね。

 ところが、この食事は「間違いだらけ」。足りない栄養素や問題点が潜んでいます。一つひとつ見ていきましょう。

貧血や便秘、肥満を引き起こす食生活

 美容を意識しながら、よかれと思って選んでいるAさんのメニューには、こんな落とし穴がありました。

【Aさんの平日】

朝食グリーンスムージー
<落とし穴> ⇒ 体内時計をリセットして朝の目覚めに必要となるたんぱく質、肌の潤いに欠かせない良質な脂肪酸が不足

昼食野菜サラダ、雑穀米を少し、豆腐ハンバーグ
<落とし穴> ⇒ 鉄分、動物性たんぱく質が不足し、冷えや疲れ、貧血を招く恐れが

夕食野菜スープ、蒸し鶏とキャベツの千切り
<落とし穴> ⇒ 主食を減らした糖質オフダイエットは食物繊維の摂取量、および食事からの水分摂取量(1日約1000ml)が減り、便秘の原因に。スープでおなかを満たすと塩分を取り過ぎ、むくむ場合も

【Aさんの土曜日】

朝食低脂肪ヨーグルトとフルーツ
<落とし穴> ⇒ 朝は体内の鉄分の消費量が多いため、鉄を多く含む朝食がオススメ

昼食友達とパンケーキを食べに
<落とし穴> ⇒ パンケーキを、栄養を取ることが大切な食事の代わりにするのはNG。糖質と脂肪の固まりであるパンケーキは血糖値が急上昇し、肥満の原因に

夕食友達とイタリア料理店で、ピザ、パスタを満喫
<落とし穴> ⇒ ピザ、パスタで炭水化物は取れるものの、メニューによってはたんぱく質、鉄分、亜鉛などが不足

【Aさんの日曜日】

朝食・昼食・夕食野菜と果物で作ったジュースを食事代わりに
<落とし穴> ⇒ 1日の摂取カロリーが足りず、体は栄養失調状態。野菜・果物だけではたんぱく質、鉄分、カルシウムを取ることができない

***

 そう、野菜や果物中心、低カロリーを意識した食事では、体に必要なたんぱく質、鉄分、カルシウムなどの栄養が取れないのです。世の中でうたわれている、一見「ヘルシーな食事」はカロリー面・栄養面が不足しています。

 「実際に、『働き女子白書(※)』では、過去3カ月間連続して月経が止まったことがある無月経経験者が5人に1人もいて、そうした女性たちは野菜メインで肉や魚をあまり食べず、朝ごはんも食べていない傾向になりました」とショッキングな事実があることも細川さんは指摘します。「美意識の高い女性ほど要注意と思います。朝ごはんを抜くことで体温が上がらず、低体温では生理痛が強くなることも分かっています」(細川さん)

※女性の未来と健康を考えるプロジェクト・Will Conscious Marunouchiが実施した健康調査をまとめたもの

 では、「健康的な食事」とは、どういうものを指すのでしょうか。「本来の『ヘルシーな食事』とは、野菜や果物ばかり食べることではありません。貧血や冷えを改善する鉄分、女性ホルモンの原材料となるたんぱく質、骨をつくるカルシウムなどを満遍なく取って、初めて『健康的な食事』といえるのです」(細川さん)

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Profile
細川モモ
細川モモ(ほそかわ・もも)
予防医療コンサルタント。アメリカで最新の栄養学を学び、International Nutrition Supplement Adviserの資格を取得。Luvtelli Tokyo&New York.代表理事。女性の健康と美に関する啓蒙活動、日本が深刻な状況に陥っている低出生体重児と不妊症の予防に注力。2014年、三菱地所と共同で東京・丸の内に「まるのうち保健室」を立ち上げ、国内初となる「働き女子1,000名白書」をまとめる。著書に「細川モモの美人食堂」(主婦の友社)、「成功する子は食べ物が9割」(主婦の友社)など。
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