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【イベント報告】まず「社内の女性が集まる」から~女性リーダーの育て方

2015年8月18日

「ヒューマンキャピタル2015」日経WOMAN特別セミナー

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 企業の人材・組織戦略・人材開発のための専門イベント「ヒューマンキャピタル2015」が、7月15日~17日に東京国際フォーラム(東京・有楽町)において、日経BP社主催で開催された。7月17日には、アクセンチュア執行役員インクルージョン&ダイバーシティ統括の堀江章子さんが、女性人材育成の取り組みを紹介した。

女性社員の課題解決からスタート

 「アクセンチュアは世界で32万人の社員がおり、その3分の1が女性という会社です。国籍も背景も考え方も違う人たちに敬意を払いながら仕事をするのが当たり前で、多くの重要な部門の長に女性が就いています。しかし、日本では約5800人の社員のうち、女性は1000人強。『日本はまだまだ』と言われています」と堀江さんは話す。

 もちろん、日本のオフィスでも、女性の活躍を推進する取り組みを進めている。優秀な女性が、キャリアに関する価値を見出していなかったり、自らの専門性を活かす道を諦めてしまうという状況があったので、その考え方を変えられるように人材育成を始めたという。さらに、リーダーに対しては、多様な人材をマネージする能力の開発に取り組んでいる。

 「2006年、現社長の程がジャパン・ウーマンズ・イニシアティブを作り、当時の女性活躍の課題がどこにあるかを調べると、仕事と育児の両立に不安を持つ人が多く、女性社員同士がお互いを知りあう機会もない状況でした。そこで、女性が、女性特有の課題でつまずかないようにすることから始めました」。

女性のネットワークを作り、ロールモデルを紹介

 当時は女性社員の数が少なく、各プロジェクトに女性が1人、2人ぽつんといるような状態。「これではライフイベントに何か起こったとき、対応できると思えないのは当然です。また、もし管理職に就いた後で出産する状況になったとき、管理職の仕事を失うのではないか、キャリアとして成り立つのか、などの多くの不安や不満があることがわかりました」。

 そこで、女性が自らのキャリアプランを立てるために必要な情報を得ているかを調べ、様々なケースを設定し、ロールモデルを紹介し、イベントを開催してネットワークを強化した。

 「それまでは女性が集まる機会がなかったので、『うちの会社にも、こんなに女性がいたんですね』と言われました。女性のマネジャーの仕事の仕方や、育児をしながらプライベートも仕事も充実させている様子を知ることができたのは効果的でした。若い世代の女性社員が、自分の人生が豊かになっていくイメージを持つことができ、満足度が高まったのです」。

 育児と仕事の両立に不安も持つ人も多かったので、問題を解決するための制度を充実させた。最近では、育児休業後に職場復帰する人が98%になり、男性で育児休暇を取る人も増えており、出産によってキャリアを諦めるという考え方は払拭された。

女性管理職が着々と誕生

 次の段階として、女性管理職を増やすためのアクションを起こした。女性管理職育成の研修を実施し、若い世代を3年後、5年後にリーダーに育てるために行うべき事項のリストを作り、必要な経験が積めるように図っている。

 また、男性の中にも自分と考え方の違う人と仕事をして成果を出せる人と、出せない人の差があることがわかった。そこで、男女ともにダイバーシティトレーニングを行い、様々な人たちの考えを理解し、敬意を払いつつ、一緒に成果を出すにはどういうマネジメントをすればいいかを身に付けることができる仕組みを作った。

 「副社長は当時、『女性を活用できない人は、社内の外国人も有効に活用できないので、グローバルプロジェクトに適応できない。それでは、お客様のニーズに答え、今の時代に合った成果を出すことは難しい。自分と違う考え方を受け入れるカルチャーを身に付けよう』と指導しました」。

 また、女性管理職を何年で何人育成するのか、ビジネスの成果のように戦略的に管理した。女性管理職を出せない組織もあるので、リーダーのダイバーシティ管理、女性活躍の推進に対する積極性を評価しながら進めている。

 「女性に対してプレッシャーを与えるのではなく、力を出して頑張ってもらいつつ、環境面を整えて、男性も含めたリーダーの考え方を変えようとしています」。

 女性のマネジングディレクターを育成するプロフェッショナルトレーニングも作り、女性がキャリアアップする際に陥りやすい課題を解決するトレーニングを行った結果、毎年継続して女性のマネジングディレクターが生まれている。10種の組織のうち、8種には女性のマネジングディレクターが所属する状況となった。

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