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「ねたみ」の感情にしばられない方法~ピース綾部さんも実践?

2015年7月29日

ねたみは、「行動する」ためのエネルギーにもなる感情

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 「ねたみ」は、誰しもが抱いたことのある感情ではないでしょうか。コンビを組んでいる相棒の又吉さんが「芥川賞受賞」という快挙を成し遂げたピースの綾部さんは、そんな様子はおくびにも出さず、ポジティブにとらえた発言が高く評価されています(⇒ 芥川賞又吉とのコンビ格差~ピース綾部に学ぶ「嫉妬」から自由になる方法とは?

 どうすれば、「ねたみ」の感情に振り回されずに過ごせるでしょうか。連載「こころのトリセツ」から、もう一度ご紹介したいと思います。

*  *  *  *  *

 陸上自衛隊初の心理幹部として、衛生科隊員たちへのメンタルヘルス教育や、自殺防止、カウンセリングなどを行う下園壮太さん。自衛隊員はときに過酷な任務で極限の心理状態に置かれることがありますが、それをコントロールしたり、メンテナンスする方法を教えたりするのが心理幹部の役割です。こうした自衛隊でのノウハウは、普通の生活をしている人のメンタルマネジメントにも役立つヒントがいっぱい。下園さんの著書「自分のこころのトリセツ」の中から、働く女性が抱えるリアルな悩みに寄り添う解決のポイントをテーマにわけて紹介します。

 同僚や姉妹兄弟、友人など自分と「近しい存在」である人のことがねたましく思えてしまう。「ねたみ」の感情は、とてもネガティブなエネルギーを持っています。

 「どうしてあの人ばっかりうまくいくの?」と相手を恨み、「どうせ私なんて……」と自分を卑下する思いにとりつかれることもあるでしょう。

 ねたみの感情も実は、本能と関係しています。この感情は、「期待」「比較」という原始のころからの本能的な2種類のプログラムから、成り立っているのです。

 一つ目の「期待」のプログラムとは、自分のパフォーマンスに対する報酬を予測するものです。この木に登ればこのくらいの木の実がとれた、という過去の経験と照らし合わせ、予測より実際の収穫が少なければ、別の場所に行く、自分の技を高める、といった対処が必要になります。

 二つ目は「比較」のプログラム。グループで同じ労働をしたのに自分だけ報酬が少ないとき、それを見過ごすなんて、原始時代ではありえないことです。もともと食べ物が少ないので、自分の「取り分」は人と比べてどうか、常にチェックするプログラムが人間には備わっています。

 このように、期待と比較のプログラムによって自分の状況を見定め、「おかしいぞ」とアラームを鳴らすことこそ、ねたみの感情が目的としている役割なのです。

 だからこそ人は、姉妹兄弟、同僚など、自分の「比較対象となりうる人」をねたみますが、それ以外の人にねたみを抱くことはありません。

「ねたみ」は心をむしばむ原因になることも

 感情は、すべて「次の行動を起こさせるために発動する」という性質を持っています。ねたみは、自分のパフォーマンスを高めようとします。つまり、もっとがんばらないと周囲から認めてもらえないよ、というメッセージを発してくる。だからこそ人は努力し、行動を起こすことができるともいえます。しかし現代では、ねたみがマイナスに働くことのほうが圧倒的に多くなっているようです。

 その大きな要因は「情報過多」です。ドラマやドキュメンタリーなどでは理想の人物像が描かれます。この理想像を成長の目標として役立てられればいいのですが、「それに比べて自分は」と自信喪失の材料になることもあります。そうなると、人は自信を失うことを恐れ、自分を守ろうとする結果、周囲を責めるようになります。

 自分の置かれた環境のふびんさをあげつらう。恵まれているのに不平不満を言う、その人なりによくできているのに、自信を持つことができない。ライバルをねたんでばかりで自分は行動しない。ねたみグセのようなものがついて、「今の自分の幸せを感じる能力」が低下してしまうとつらいものです。特に、ねたみが行動に向かないと、そのつらさは倍増します。

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