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「美人すぎる○○」は失礼な表現?

2015年5月15日

この言葉のもつ違和感とは? 使われ始めたのはいつ?

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 先日の統一地方選挙の際に、マスコミが連発していた「美人すぎる●●」というフレーズ。最近、再びやたらと目につくようになったこの表現について、ラジオ番組(『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』2015年3月12日放送)でナインティナインの岡村隆史さんも「おかしくない?」と発言するなど、違和感を持つ人も多いようです。そもそも使われ始めたのはいつごろのことなのでしょうか。

使われはじめたのは2008年ごろ

 そもそも「美人すぎる」という表現をマスコミが頻繁に使いはじめたのは2008年ごろのこと。現在も青森県・八戸市で議員を務めている藤川優里さんが、初の市議会議員選挙でトップ当選してテレビで紹介されはじめたころから「美人すぎる市議」というフレーズがいつのまにか定着したようです。

 その後も、「美人すぎる海女」「美人すぎる書道家」「美人すぎるお笑い芸人」などなど、最初に使われてから7年という月日がたっても、「美人すぎる●●」というフレーズは廃れることなく使われつづけています。

「そのジャンルに美人はいない」という前提

 これはラジオ番組で岡村隆史さんも述べていたことですが、「美人すぎる●●」という表現が使われる前提には、その職業(市議、海女、お笑い芸人など)の女性は通常は「美人ではない」という決めつけがあるとも考えられます。つまり、「美人すぎる市議」という表現には、「美人がいないはずの女性市議の中では」という意味が同時に込められているのではないか、ということです。

 これは、それらの職業に就く女性たちに対して失礼であるばかりでなく、「美人すぎる●●」といわれる本人にとっても、ルックスにばかり注目が集まってしまうことで「仕事の内容で評価されにくい」というデメリットがあるといえるでしょう。

そもそも日本語としておかしい

 「美人すぎる●●」というフレーズが使われだした当初から、「美人」という名詞に「すぎる」をつけて使うのは日本語としておかしいのでは、という指摘がされていました。

 しかし、たとえば「ら抜き言葉」のように、おかしいといわれながらも世間に浸透することで表現が定着していくケースも日本語には昔から多く存在しており、「食べすぎる」「飲みすぎる」などマイナスイメージで使われることがスタンダードとされていた「●●すぎる」という表現にも、「美味しすぎる」「スゴすぎる」といったように話し言葉の世界では「肯定を強調する」言い回しがされるケースも増えているようです。

 ただし、前段でも述べたように、「美人すぎる●●」という表現の背景には、「この職業に就くような女性は美人ではないはず」という決めつけが存在する可能性も高いため、このフレーズへの違和感や抵抗は拭いがたいものなのかもしれませんね。

(※「Mocosuku2015年05月08日付の記事を転載)

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