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イルカと話せる日は来るか?

2015年5月13日

言葉を習得したイルカがいた

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社会性に富むイルカは、巧妙な戦略を立てて共同で狩りをする。パタゴニア沖のハラジロカマイルカは、イワシの群れを取り囲み順番にのみ込んでいく。ペンギンや海鳥もおこぼれにあずかる。(Photograph by Brian Skerry)

 その男、ジョン・リリーは米国立精神衛生研究所に勤めていた風変わりな神経生理学者で、1950年代にイルカの研究を始めた。彼はイルカを「海にすむ人間」と呼び、彼らが言語をもつと仮定した最初の科学者だ。

 科学支援団体の助成を受けたリリーは、カリブ海の米領バージン諸島にイルカの研究所を開設。「ピーター」という名のイルカに英語を教えようとした。1960年代に入るとリリーの実験は徐々に常軌を逸し、ついにイルカに幻覚剤LSDを注射するまでになる。やがて資金は底をつき、研究の信頼性も失われていった。

人工言語を学んだイルカたち

 リリーの実験以来、研究者の間で「イルカ語」はタブー視されてきた。だが1970年、米ハワイ大学の心理学者ルイス・ハーマンが、ホノルルにケワロ湾海洋哺乳類研究所を設立した。「イルカの認知能力を明らかにするために、イルカを教育しようと思ったのです」と語るのは、ハワイ大学ヒロ校のアダム・パックだ。

 パックはケワロ湾海洋哺乳類研究所で21年間研究を続けてきた。「私たちは、人間の子どもと同じようにイルカを育てました」

 彼らは「フェニックス」と「アケアカマイ」という名のハンドウイルカを飼育した。2頭は常に教育的な刺激を与えられ、人工言語を使って訓練を施された。音や手信号を、物や行動、修飾語と結びつけて教え込んだのだ。2003~04年に2頭が亡くなると、イルカの認知能力を専門に研究する世界で唯一の研究所は閉鎖され、大きな疑問が残された。フェニックスとアケアカマイはなぜ、たやすく言語を習得できたのか?

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