住まいに関する情報発信と調査を手がけるオウチーノ総研は、若手ビジネスパーソンの仕事とプライベートに関する実態調査の結果を発表した。それによると、約9割が仕事とプライベートを両立したいと思っているが、約半数は理想通りに両立できていない。
20歳―39歳の未婚男女662人に、仕事とプライベートを両立したいと思うか尋ねたところ、88.0%が「両立したい」と答えた。現在、仕事とプライベートを両立できているか聞くと、「できている」は49.3%にとどまった。
仕事とプライベートを両立したいと回答した人の場合、「両立できている」は50.3%、「できていない」は49.7%だった。また恋人の有無で見ると、恋人がいる人では「両立できている」が59.9%に上昇するが、恋人がいない人では44.2%と減少する。
通常、仕事とプライベート、どちらを優先させるか尋ねると、「仕事優先」が49.1%、「プライベート優先」が50.9%で、ほぼ半々に分かれた。男性は「仕事優先」が51.1%、「プライベート優先」が48.9%。女性は「仕事優先」が47.2%、「プライベート優先」が52.8%となり、男性の方がわずかに仕事優先が多いものの男女間で大きな差はない。
現在の仕事の満足度を100点満点で回答してもらったところ、仕事とプライベートを両立できていると回答した人は、「勤務時間(残業など)」に関しては平均70.8点、「休日」は平均71.1点、「収入」は平均52.1点、「仕事内容」は平均57.8点、「仕事のやりがい」は平均56.9点を付けた。両立できていないと回答した人はそれぞれ平均42.9点、47.0点、33.8点、39.4点、40.7点と、両立できている人の方が全項目で満足度が高く、特に「勤務時間」と「休日」で大きな差が見られた。
■関連情報
・オウチーノ総研のWebサイト corporate.o-uccino.jp/research-o/
取材・文/鈴木 英子=ニューズフロント