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“しょっぱい”という味は塩からしか取れない 世界の塩を食べ比べる「利き塩」体験に参加してみた

2015年4月16日

東京・銀座の食のライフスタイルショップ「AKOMEYA TOKYO」利き塩体験レポート

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 味わい深き、世界最古の調味料と言われる、「塩」。昔から塩は絶対に欠かすことができない調味料で、ここ数年の間でも、「塩麹」やレモンを塩漬けした万能調味料「塩レモン」が大ブームを巻き起こすなど、塩は食生活の中で切っても切り離せない存在です。そんな塩の魅力をもっと知るべく、東京・銀座にある食のライフスタイルショップ「AKOMEYA TOKYO」で開催された「利きの会」のお塩編の「利き塩」体験のレポートをお届けします。

●“しょっぱい”という味は塩しか取れません

「利きの会」の様子。

 今回おじゃましたのは、全国からお米やそのお供、こだわりの調味料や食卓を囲む雑貨を扱う「AKOMEYA TOKYO」で定期的に開催されている「利きの会」。違いを楽しみ、好みを発見しようを目的に、これまでにお米、酢、ビール編などで開催され、告知をすると、いつもすぐに定員でいっぱいになってしまう人気イベントです。

 店舗3階の会場を訪れると、高級感あふれた空間で、ちょっとドキドキ。会場を見渡すと、30~50代の女性を中心に約40名が集まっていて、みなさん真剣なご様子です。

講師の森口瑠香さん。

 そこへ講師として登場したのは、国内最大級の塩専門店「塩屋(まーすーやー)」の東京ソラマチ店で“ソルトソムリエ”として働き、これまでに700種類以上の塩を食べ比べた経験を持つ、森口瑠香さん。

 「お塩の“しょっぱい”という味は、お塩しか取れません。例えば、お砂糖はさとうきびやはちみつなど、代替が効きますが、お塩はそれ以外がありません。そんな食材の基本の調味料をこだわらないのは、もったいないと思うので、これを機会にぜひこだわってみて下さいね」

 とお話されると、まずは塩の知識をじっくりと深めるお勉強タイム。そもそも塩とは? 塩の歴史、世界の生産割合、製塩方法、塩の原料などについて、1時間ほどしっかりと知識を学んだところで、いよいよ“利き体験”スタートです。

 粉状、トゲトゲ、丸いもの、茶色っぽいものなど、色や形は様々

 今回、テーブルに用意された塩は、違いがわかりやすい塩10種。

 愛媛県今治市に本社を置く、ハッカッタの塩♪ のCMソングでおなじみの「伯方の塩」、石川県輪島沖の海水100%で作られた「わじまの塩」、広島県上蒲刈島で古代の製塩方法を再現して作る「海人の藻塩」、パキスタン原産の「ヒマラヤ岩塩クリスタル」、イスラエル産の「死海産塩湖」、沖縄県宮古島産の「雪塩」、沖縄県本部町の備瀬崎の海水をくみ上げて作る天然塩「あっちゃんの塩」、キプロス共和国産の海水塩「フィオッキ・ディ・サーレ」、ボリビア産の岩塩「茜塩」、ジブチ共和国アッサル湖で作られた「アッサルの塩」です。

 黒い紙の上に並べてみると、粉状のもの、トゲトゲとした不思議な形のもの、丸いものなど、白ではなくちょっと茶色っぽいものなど、見た目だけでも違いが一目瞭然です。

 「着目して頂きたい点は、形や色調、どれぐらい澄んだお塩なのかという視覚。それから、舌にのせたときの舌触り、歯ざわりなどを含めた食感。そして、最後にしょっぱさ、甘さ、苦さ、口に入れた瞬間と、後に残る味わい、香り。そこに意識を集中させて、利き体験をしてみてください」

 森口さんから指導があり、1種類ずつ、見て、触って、舌にのせて、実食。

沖縄県宮古島産の「雪塩」。

 沖縄県宮古島産の「雪塩」。さらさらとしたパウダー状で、口の中でしゅっと消えます。てんぷらに合いそうです。

キプロス共和国産の海水塩「フィオッキ・ディ・サーレ」。

 キプロス共和国産の海水塩「フィオッキ・ディ・サーレ」。さくさくとした不思議な食感が楽しいので、肉やお刺身に巻いたり、サラダにトッピングしたくなります。

真ん丸な形の「アッサル塩」。

 ジブチ共和国アッサル湖で作られた、真ん丸な形の「アッサル塩」。しょっぱさがしっかりしていて、口の中でとてもゆ~っくりと溶けていきます。

 テーブル席からは、「味がどれも全然違う」、「これは、ほんのり甘みがあるね」「えっ、そうですか?」と、人によっていろいろな意見が出ていて、10種類を食べ比べていくうちに、どれが辛味が強く、うまみが多いのかなど、ちょっとした混乱の中へ……。少しずつ口にしょっぱさが広がっていくもの、しょっぱさがまろやかなもの、しょっぱさの中にうまみが凝縮されたものなど、本当にいろんな味があって驚きます。

●雪塩でスクラブクリームを作って角質除去

 なお、アラサー女性から最近注目が集まっている塩を教えて頂いたところ、今回、利き体験でも登場している、キプロス産の天然塩「フィオッキ・ディ・サーレ」の塩自体をスモークしたものに対して、料理に凝り始めた人の反応が良く、生のサーモン、チーズなどにパラパラパラとかけると、燻製の香りがついて、カルパッチョやサラダにぴったりとのこと。これなら、忙しく働く女性も簡単に真似できそうです。

 そんな中、塩の意外な使い方として、パウダー状の「雪塩」に、4対1の割合でお水を入れて、スクラブクリームを作って、角質除去をする体験も行われました。小鼻の黒ずみ、ひじ、ひざ、かかとなど、ゴワゴワするところに使えるそうで、クリームをのせてやさしーく、広げるようなイメージで15秒から30秒、くるくるとマッサージして水で流すと、あら不思議。古い角質が取れ、透明な新しい肌が出て、ちょっぴり白くなってきました。

 とくに、普段お手入れをしていない男性の場合、スクラブクリームでマッサージした部分とそれ以外がまったく違う色で、女性陣たちがすごい、すごいと大盛り上がり。ただ、やりすぎると、新しい角質も取ってしまうため、1週間から10日に1回の目安にとのことなので、ご注意を。個人的には肌の色が明るくなったことよりも、塩が含むマグネシウムが持つ保湿力のおかげでしっとり感があり、そこが良い感じでした。

お料理。

 最後は、「利き体験」をした塩を使った、塩ぽんず、甘酒の塩麹風、海老塩、オニオン塩と、塩に調味料や食材をプラスした4種類のソースにつけて、蒸し豚を食べ比べてみようという実験的な料理が運ばれてきました。どれもシンプルながら組み合わせが抜群に良く、すぐに真似したいものばかり。塩をうまく使いこなすことができれば、“料理がデキる女”風に見えること間違いなし。3種類持っているだけで、毎日の食卓が一気に華やぐので、味わい深い塩の世界を楽しんでみて。

(※「ウートピ」2015年04月13日付の記事を転載)

ウートピ
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文/上浦未来

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