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「国際勇気ある女性賞」の小酒部さやかさんが明かす日本のマタハラの実態

2015年3月28日

「出産か仕事かどちらか選ばなくてはならない時代は、もうすぐ終わります」

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 「マタニティ・ハラスメント対策ネットワーク」(マタハラNet)の代表小酒部さやかさんが、米国務省による「国際勇気ある女性賞」を日本人で初めて受賞しました。マタハラNetとは、女性が妊娠や出産をきっかけに、職場で嫌がらせをされたり、解雇や降格などの不当な扱いを受けるマタニティ・ハラスメントの被害者たちが主になって設立した組織で、マタハラ被害者の支援活動に取り組んでいます。前回は受賞の意味についてお伝えしましたが、今回は、小酒部さん自身が受けたマタハラや、ほかの被害者の実例、マタハラをなくすための働き方改革について聞きました。

マタハラで2度も流産を

 「私は妊娠したとき、会社の上司から『仕事に戻るなら、妊娠を諦めろ』『仕事も妊娠も取るのは欲張り』という言葉を浴びせられました。そして、無理をして働き続ける中で、2度流産し、退職も余儀なくされました。こんなことになるなら、妊娠しなければよかったと、まるで妊娠が悪いことのように思いつめてしまった時期もあったんです」と小酒部さん。

 そして、この辛い体験を無駄にしてはいけないと考え、自分と同じようにマタハラを受けた女性たちとともに、2014年7月「マタハラNet」を設立し、マタハラ被害者の支援に当たっています。

小酒部 さやか(おさかべ さやか)さん。マタハラNet代表。契約社員として雑誌の編集業務に従事していたときマタニティ・ハラスメントの被害に遭う。被害の経験をもとに、マタハラNetを設立。マタハラ被害者の情報を収集し、マタハラの実態について調査・分析を行うほか、マタハラの理解を促進するために講演活動を行う。3月30日(月)に都内でイベント「脱マタハラ─日本人初「世界の勇気ある女性10人」に選ばれた小酒部さんと考える“今、日本株式会社にもとめられること”」を開催予定。イベントの詳細はこちら
マタハラNet

 「職場でマタハラされる時期は3回あります。妊娠した女性は、3つものハードルを超えなくてはならないんです。1回目は、職場に妊娠を報告するとき。この時期にマタハラを受ける人が一番多く、マタハラNetで2014年12月に行った調査でも、56%が妊娠による解雇でした。私がマタハラを受けたのもこのときです」(小酒部さん)。

 「2回目は、産休・育休後に職場復帰させてもらえない育休切り。3回目は、職場復帰はできても、降格・減給されるケース。2014年10月に広島市の女性の訴えに対する最高裁の画期的な判決がありましたが、彼女が受けたマタハラは3回目の時期でした」(小酒部さん)。

 最高裁の判決とは、広島市の理学療法士の女性が、産休・育休後に降格させられたのは男女雇用機会均等法に違反するとして、病院に損害賠償を求めていた訴訟で、最高裁は病院の措置を均等法に違反すると認め、審理を高裁に差し戻しました。

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