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「壁ドン」「顎クイ」…“胸キュン”恋愛ゲームブーム牽引した女性副会長の、「人生の選択」とは?

2015年3月10日

ボルテージ副会長東奈々子さん「人生にはムチを入れて、思い切ったジャンプをする時期も大切」

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東奈々子 取締役副会長・ファウンダー
69年生まれ。津田塾大学卒業後、総合職として博報堂に入社。00年パートナーの起業に伴いボルテージへ参画、副社長を経て13 年から現職。現在は、米国進出のため、3人の子どもと共にサンフランシスコに在住。

 「壁ドン」「顎クイ」など“胸キュン”な要素が詰め込まれた恋愛シミュレーションゲームを楽しむ働く女性が増えている。ごくごく「普通」の働く女性たちがハマってしまう理由は、ハリウッド仕込みのコンテンツクオリティにあり、女心を絶妙につかんだゲーム設計にある……。恋愛ゲームで年商100億円、東証一部上場企業のボルテージのビジネスを徹底解剖した書籍『「胸キュン」で100億円』が刊行された。ボルテージは創業から15年になるが、この成長で大きな役割を果たしたのが、創業者の妻であり、長く副社長を務め、現在はボルテージのアメリカ法人を立ち上げ、奮闘している副会長の東奈々子さん。津田塾大学を卒業後、博報堂に入社、職場でご主人の津谷氏と出会い、結婚後、ボルテージ起業に参加した東さんに話を聞いた。恋愛ゲームに込めた思いについて語ってもらった前回に続き、後編は業界に「胸キュン」旋風を巻き起こした企業をリードしてきた東さん自身の仕事観についてお届けする。


◆   ◇   ◆   ◇   ◆

――博報堂には8年勤務されて、ご主人の津谷祐司さんのボルテージ創業に参加されます。学生時代は、どんな将来を想像していましたか?

東さん(以下、敬称略):私は1992年に大学を卒業した、いわゆる均等法世代です。当時は、社会に出て働くのがカッコイイ、素晴らしい、という空気がありました。津田塾大学の卒業式では、「みなさん、立派な職業婦人になってください」と学長に言われたのを、今でも覚えています。

 働くことこそ自分の人生であり、私の人生はそこから開けていくんだ、と思っていました。頭にあったのは、とにかく社会に出て行くことだけ。結婚とか出産とか、まったく考えていなかったですね。

 博報堂の面接でも、「結婚はしません。自分のために一生を生きたい」なんて言っていましたから。そう思わないと、世の中でカッコイイ「キャリアウーマン」にはなれないと思い込んでいたんです。

――しかし、社内結婚をして8年目に会社を辞め、起業したご主人についていくことになりました。想定とは違っていったということでしょうか?

東:もともとは、テレビ局で理科系の番組を作りたいと思っていたんです。子どもが好きで教えるのも好きなので、テレビに出る理科のお姉さんがかつての夢だったんですが、裏方で番組を作るのも面白いかもしれないと思うようになって。でも、最終的に行くことになったのが、博報堂になったんですね。

 ここでまずは洗礼を浴びた。男性と対等に働くんだ、と勇んで入ったら、やっぱり「お茶入れて」ということになったんです。あれ、と思って反発したら、「でも、女性がお茶を入れてくれたほうが、うれしいから」と言われて。

 このときふと思ったのが、もしカレやダンナと一緒に家にいたとしたら、どうするか、ということだったんです。やっぱりお茶を入れてあげるだろうな、と。矛盾しているわけです。会社では男性と対等なのに、プライベートでは男性の世話をしたい自分がいる。あれ、おかしいな、と。「自分のことは自分でやるよ」という男性もいますが、私はそういうタイプが魅力的には見えなかったんですよね。

仕事も生活も一緒に過ごす「公私一元」という選択

――そういうところから出てきたのが、仕事も生活も一緒に過ごす「公私一元」という言葉だったんですね?

東:マスコミ同士で結婚したりすると忙しいですから、結婚するとお互い本当に大変になるわけです。どうなっちゃうのか、と不安に思い始めたのが、入社5年目くらい。やがて、長く仕事をして子どもを育てたりしていくなら、会社と家庭の二つのルールでやるのではなく、同じルールでやっていくほうが幸せなんじゃないかと気が付いたんです。家族で商売をしたりするのは典型ですが、夫婦で同じ仕事をし、一緒に生活もしていく「公私一元」がいいな、と。

 相当に悩んだんですよ。働く女性の講演もさんざん聞きに行ったし、日経ウーマンも必死で読んでいました(笑)。自分の気持ちに素直になれる働くロールモデルをずっと探していく中で、ようやく辿り着いたのが、公私一元の考え方であり、今の結婚だったんです。

 夫はアメリカからの留学帰りで、会社の仕事以外に映画関連でいろんなことをやろうとしていて、結婚前からさんざん手伝わされるようになっていきましたから(笑)。ああ、このまま行くのもいいな、と。

――起業には驚きも、喜びも、苦労もあったと思います。

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