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時代が女性に土下座する!? これからの「共創社会」は働く女性の強い味方

2015年3月9日

“輝く女性”の定義は、周囲に感謝のきらめきを放っている人

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 男女雇用機会均等法の施行から29年。女性が本当に働きやすくなる時代が来るのか、女性にも会社を変えていけるチャンスはあるのか――『会社を辞めないという選択 会社員として戦略的に生きていく』の著者・奥田浩美さんに語っていただきました。

 奥田さんは会社員を経て女性起業家として活躍し、25年間IT業界を見守り続けてきました。結婚、出産、育児を経験しながら、数々の新規事業立ち上げ、スタートアップ企業のサポートにもパワフルに取り組んできた彼女は、「変わらないと言う人が多いけれど、社会も企業も確実に変わってきました。そして今まさに、今までなかったような急激な変化が起きようとしている」と言います。

 奥田さんが今リアルに感じている社会の変化とはどのようなものなのか、あなたにも見えてくるはずです。

★  ☆  ★  ☆  ★


奥田浩美(おくだ・ひろみ)氏
ウィズグループ社長
鹿児島生まれ。インド国立ムンバイ大学社会福祉修士修了。1991年、ケイワイトレード株式会社において通訳事業・コンベンション事業を設立。IT技術の台頭と共に海外より進出してきた、大型のプライベートショーを受注し、数多くのイベントの日本への上陸をサポート。2001年に株式会社ウィズグループを設立。2012年、地域×ITのメディア、fin.der.jpを立ち上げる。並行して2013年に徳島県の過疎地に「株式会社たからのやま」を創業、「ITふれあいカフェ」を設け、高齢者共同製品開発事業を開始。

――今の時代、働く女性は会社とどうつきあっていけば幸せになれるでしょうか。

奥田:今、日本の企業社会は大きな転換期を迎えています。少子高齢化が進み、労働人口をどうやって確保するのかが深刻な問題になってきました。これまで、女性が結婚、出産といったさまざまなライフステージを経てずっと同じ会社で働き続けるためには、たくさんの困難を乗り越えなければなりませんでした。

 けれど会社を取り巻く社会環境はものすごいスピードで変化しています。どれほどの困難があっても、会社を辞めてしまうという結論を早急に出さないほうがいい。まさに「短気は損気」です。信じて働き続けていれば時代が追いついてくる。企業が貴重な労働力として真剣に女性の活用を考えるはずです。私はいずれ、「時代が女性に土下座する」と言っても大げさではない時代が来ると思っています。

 それまでは、できる限り会社の外にある社会を見ること。そこで、いろいろな人と会うこと。その中から、自分と同じような環境に置かれていながら活き活き働いている女性が、なぜそれほどまでに楽しそうなのかと考えてみるといい。社会が急激に変化している今、過去をさかのぼって解決策を見つけようとしてもうまくいきません。過去の価値観を背負って生きている上司の中にも、解決策はないはず。

◆2軸の評価を持つようにする

――それでは、解決策は未来にしかないということですか。

奥田:従来、企業社会ではお金というのが価値を測る基準になってきました。「今、あなたが取り組んでいることは、お金に換算すると何円になるのか」という考え方です。しかしこれからは、お金に取って代わる新しい価値観が重要視されてくるはずです。それが何なのか、その答えは過去にはない。

 未来に向けた「○円」に代わる新しい単位が、人材の評価にも必要だと思います。例えば「○徳」とか「○幸せ」とか。「この人は○円稼げる」という軸と、「この人は○徳積み上げられる」という軸、2軸の評価があればいいのではないかと。

――女性の側から、会社のルールを変えていくことはできるでしょうか。

奥田:女性が力ずくで会社を変えようとしなくても、組織やそこでのリーダーシップの在り方が世界的に変わってきています。まず、組織のキーワードは「ともに」。ともに前に進む、ともに価値を感じる、ともに新しいものを創る、という具合に、対立をせず、協力して何かをしていくという考え方。当然、従来のピラミッド型の組織は崩れていきます。上下の関係を意識せず、ともに何か新しいものを生み出していこうとする「共創社会」への移行はすでに始まっています。

 組織の在り方が変われば、リーダーシップもまた変化します。ピラミッド型の組織であれば、上司が部下を上から統率する従来の軍隊型が通用しますが、「共創社会」ではそうはいきません。そこで生まれてきたのが、「羊飼い型」のリーダーシップです。上司は後ろから部下たちの背中を押したり、群れからはずれそうな人は囲い込んだりしながら、全体を前に進ませるという手法です。女性にとってはなじみやすい形ではないかと思います。

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