• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「今こそ科学技術分野での女性の活躍が望まれている」

2015年1月14日

科学技術振興機構理事長 中村道治氏インタビュー

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

戦略的基礎研究から、企業の開発研究、人材育成まで、科学技術イノベーションを推進する機関である科学技術振興機構(JST)。科学技術分野での女性の進出が遅れているのは大きな課題だが、中村道治理事長は、「女性の進出は科学技術分野の新たな価値創造につながる」と言う。2013年12月にダイバーシティ推進室を設置、JST自身も多様性推進の舵を切った。

(インタビュアー/麓幸子=日経BPヒット総合研究所長・執行役員、
構成・文/西尾英子)


――科学技術の世界でもダイバーシティは必要なのでしょうか。

中村道治(なかむら・みちはる)氏
独立行政法人科学技術振興機構理事長
1967年東京大学大学院理学系研究科物理修士課程修了。同年日立製作所中央研究所。1989年 同 技術管理部研究開発推進センタ長。1997年同理事、中央研究所所長。2003年同専務、研究開発本部長。2004年同執行役副社長。2008年同 取締役。2011年現職就任。

中村理事長(以下、中村):科学技術と社会の関係が大きく変化してきました。その大きな転機は、1999年にブタペストで行なわれた科学技術会議により、「社会のための科学、社会の中の科学」が宣言されたことです。日本もその頃から「産学官の連携」が推進され、“科学者や技術者が発明したものを社会に移す”という一方向から、“科学と社会が一緒になって新しい価値を生み出す”という流れに変わってきました。いわゆる「科学の民主化」です。

 モノづくりの世界も同様に、製造の民主化が起きています。例えば、3Dのプリンティングなどを使うと、誰でも気軽に様々なものが作れるようになってきました。そうなってきた時に、これまでのように男性中心の研究者ばかりでいいわけがありません。私は女性だけでなく、外国人や若手も含め、多様な人が一緒に取り組んでいくことが重要だと思っています。

――社会と連携し新しい価値観を作っていくうえで、女性が参入する意義があると。

中村:そうですね。これまでは、男性が中心となって物差しを決め、自分達の価値でシステムを作ってきた。けれども、サイエンスの民主化を迎え、誰もが自由に参入し、一緒に行うことによって新しいことが起こり、新たな価値が創造されるのです。

――しかし、科学技術は女性の進出が遅れている分野でもあります。リケジョが注目されていますが、大学学部の工学系の女子学生の比率はまだ1割です。

中村:社会全体の価値観の問題が大きいでしょうね。科学者や技術者は男性の世界というイメージが強く、我々より上の世代になると“女性は早くいい人を見つけて結婚することが幸せ”という見方も強かった。ですが、価値観は時代とともに変わります。現に、これまで女性が進出していなかった分野にもどんどん参入が進み、結果を出している。ようやく科学技術の分野でも、女性に活躍してもらってもっとアクティビティをあげようという視点が生まれたわけです。もちろん海外ではとっくにそのレベルは通り越していますから、日本はずいぶん遅れているのですが…。

この記事をSNSにシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

Facebookコメント

※Facebookのコメント機能は、Facebookのソーシャルプラグイン機能を用いて実現してい ます。本機能、およびコメントの内容について、日経ウーマンオンラインは一切の責任を負い ません(日経ウーマンオンラインからのコメントを除く)。また、コメントを非表示にしたり、機能を停止することがあります。

関連キーワードから記事を探す
働き方就職・転職お仕事術

Topics

CloseUp

WOL Selection

PAGE TOP

ログインしていません。

  • ログイン
  • 無料会員登録

Pickup

Focus

最新刊のご案内

仕事を楽しむ 暮らしを楽しむ日経ウーマン 10月号

もっと健康に、もっと美しく日経ヘルス 10月号

働くママ&パパに役立つウェブマガジン日経DUAL 9月号

まんがで分かる!やせる食べ方

毎日がラクになる片づけルール

日経ウーマンオンライン おすすめの本

日経ウーマンオンライン

広告をスキップ