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一流とそれ以外を分けるもの

2014年11月5日

自主性ある時間の使い方がカギ

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 魅力的な女性リーダーを目指す人たちの学びと出会いの場「日経WOMAN Networking フォーラムプレミアム2014」が2014年11月8日(土)に開催されます。今回もグローバルに活躍するトップランナーや各界を代表する方々が登壇。女性リーダーに必要とされるスキルやノウハウについてレクチャーしていただきます。そこで、フォーラムの前に、登壇者の一人、日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクター 中竹竜二さんにうかがった「成長のために不可欠なこと」に関するお話を紹介します。

 一流になる人とそれ以外の人の差はどこで生まれるのでしょうか。

 スポーツ界では「1万時間のセオリー」という有名な理論があります。「世界で通用する真の一流選手になるためには、その競技に1万時間をかける必要がある」というのです。

 1万時間とはつまり、1日3時間以上のトレーニングを約10年間続けるという計算。実際には一流選手の多くはそれ以上のトレーニングをしているわけですが、「最小限それだけの時間を費やさなくては、一流選手の仲間入りすらできない」ということが随分前から言われていました。

 ところが最近の研究では、さらに興味深いことが分かってきました。1万時間をどのように使っていくかが、その人の成長曲線の伸びに大きな影響を及ぼすということです。

 1万時間の使い方には、大きく分けて2つのパターンがあります。

 1つは最初の3年間で半分の5000時間を費やすパターン。もう1つは最後の3年間で5000時間を費やすパターンです。前者の典型例は、競技を始めた幼少期に毎日朝から晩までトレーニングに励み、最終的に1万時間やりきるケース。後者は、競技に触れた当初はそれほどトレーニングに時間を費やしていなかったが、年齢や競技成績の上昇により徐々に、かつ自然にトレーニングに費やす時間が増えてきた場合です。

幼少期から取り組むとやらされ感も

 トップアスリートの競技生活についての最近の研究によると、前者は最終的に成長曲線が右下がりになるということが分かりました。国内での活躍にとどまる「グッド選手」に多いパターンです(図)。

図●トレーニング時間が徐々に増えた選手は大成する

 逆に、後者は成長曲線が右上がりになる傾向が強い。幼少期にはそれほど競技に没頭しなかった少年が、青年期、成人期になるにつれ面白さに目覚め、加速的にトレーニング量を増やしていく。こうした経緯をたどったアスリートたちが世界のトップレベルで活躍しているのです。

 この研究結果が示唆しているのは、競技に費やす時間の推移ですが、コーチングディレクター(指導者の指導者)である私の立場からすると、本質的な問題はそこではありません。両者の大きな差は、いかに自主性を持った時間の使い方をしているかです。

 通常、幼い子がスポーツを始める場合、本人の意思というよりは、親や兄弟姉妹などの血縁関係者の影響が強いといわれています。特に幼少期に競技を開始するとスキルの吸収も早く、成人層とくらべて競争率も低いため、大会などでの結果が出やすくなります。

 となると、親やコーチといった周辺関係者の期待も高まり、過度なトレーニングを課してしまいがちです。では、そこにいる競技者(その幼い子)は、本当に自主的にそのスポーツに没頭しているでしょうか? もちろん、幼いころから自主的に取り組む選手も少なくありませんが、全員がそうではないのが現実です。

 つまり、幼少期に毎日8時間練習していたとしても、それは自分でやっているというより、「やらされている」場合のほうが多いのです。ユース時期の成績は、素晴らしかったのに、急に伸びなくなる選手などが典型的な例でしょう。

 結局「どれだけ時間を費やしたか?」ではなく「どのように時間を費やしたか?」が重要であり、時間の使い方が成長するかしないかに大きくかかわってくるわけです。「努力しました。でも誰かに言われてやっていました」というのでは残念ながら成長は頭打ちに。「自分で時間を生み出し、自分でやることを決めて頑張っていた」という人の方が圧倒的に大きく成長するのです。

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