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老いるのが怖く衝動買いが止まらない

2014年10月23日

川村妙慶が働く女性の悩みにお答えします その3

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【相談】
私は老いることがとても怖いのです。生活に余裕があるわけではないのに、最近は高価な化粧品や健康食品などにかなりのお金を使ってしまいます。服なども「いい!」と思えばパッと衝動買い。そんな自分が嫌ですが、やめられません。衝動を抑え、物欲と闘うにはどうしたらいいでしょうか?
滋賀県 C.Cさん

内面を磨けば自分に自信がついて
物に頼らなくても大丈夫になるのでは?

 女性なら「いつまでも美しくいたい」という気持ちは当然あるでしょう。ただ、C.Cさんがこだわる「若さや美しさ」とはどういうこと? いつまでも10代のころのような若々しさを保つこと? それとも10代の女の子が「あんな大人になりたい」と憧れるような美しさ?

 仏教には「無常」という言葉がありますが、女性の美しさも年とともに変化していくものだと思います。私たちの肉体は変化している。これは生きているという証拠です。若いときは若いとき、少し上の世代には上の世代なりの美しさがあるはずです。

 「生は偶然、死は必然」。人は必ず老いて死ぬのです。死ぬときには何も持っていけません。すべてのものを「手放す」のです。だから生活をできるだけシンプルにして、物を減らしたい。

 でも、生きているうちに愛着のあるものや欲しいものを手放すのは本当に難しい。手に入れたら、また別のものが欲しくなる。悩んでいるのはC.Cさん一人ではないと思いますよ。

 とはいえ、私が最近「いい年の取り方してはるなぁ」「かっこいいなぁ」と思った人はみんな心が若々しく、教養や感性など自分の内面に磨きをかけていて、内側から自信の光が輝いているような大人の女性。かっこいい大人はマナーもきちんとしているもの。そして、そういう人はあまり外見的な若さに強くこだわっていないようですし、服や化粧品など物にもあまり依存しているとも思えませんでした。

 ちょっと遠回りに感じるかもしれませんが、C.Cさんも今まで興味のなかった分野の勉強をしてみたり、新しい趣味を持ったりすることで、内面が磨かれて自信がつくと「物」を手放すのが怖くなくなるかもしれませんよ。心を若く、柔軟にすれば、表情も若々しく柔軟になっていくのでは?

 さて、今すぐなんとかしたい「買いたい衝動」との闘いですが、まずは自分の性格を知ること。お店で見てしまうと欲しくなってしまうなら、必要なものだけ通販にするとか、お店の前を通る回数を減らすとか、自分なりに「見ない」工夫をしてみましょう。

 また、その場の雰囲気に流されて買ってしまわないように第三者の目で客観的に見て、「立ち止まる」訓練をするのも大事。いくら「若々しく」といっても、アラフォーの人が女子高生のような服を着ていたら、周囲の人は「うわー無理してはる!」と驚くはず。その服が、その化粧品が、C.Cさんを本当に若々しく見せてくれるのか、本当に必要なものなのか、ちょっと立ち止まって考えて。それでも、本当に欲しいものなら買ったっていいと思います。

回答者
川村妙慶
川村妙慶さん
1964年、福岡県生まれ。真宗大谷派僧侶(京都正念寺坊守)。広島経済大学客員教授、NHK・読売・中日文化センター「心が元気になる講座」講師。著書に『女の覚悟」(講談社)、『大丈夫なんとかなるから(?ベストセラーズ)、『悩む女こそ幸せになれる』(講談社)他多数。趣味は着物、ヨガ、喫茶店めぐり。正念寺(京都市)在住。

魅力的な人にならう
第3回「魅ならい塾」概要

日時:2014年10月28日(火)18:30~21:30終了予定(18:15開場)
場所:ホテル椿山荘東京(東京都文京区)
主催:日経ウーマンオンライン魅ならい塾
協力:長沼静きもの学院
定員:先着100名 ※定員に達し次第募集は終了いたします
参加費:1000円(税込)
■■「和の心に魅ならう~シンプルライフのススメ」

<講師>
僧侶/アナウンサー
川村妙慶さん

お釈迦様の教えを基に「生きがいを持って生きる」をテーマに全国で講演活動を行う。僧侶の立場から「聞く」ことの大切さ、アナウンサーの立場から「伝える」ことの大切さを教える。2007年にはヤフーで人名検索1位になるほど、カリスマ僧侶として注目を集める。ブログ「日替わり法話」は17年間毎日更新。毎日6万のアクセスと一日約100通の悩み相談が寄せられる。
現在は広島経済大学客員教授やNHK・読売・中日文化センター「心が元気になる講座」講師も務める。
著書に『女の覚悟」(講談社)、『大丈夫なんとかなるから(?ベストセラーズ)、『悩む女こそ幸せになれる』(講談社)他多数。
NHK第2文化番組「こころを読む」(毎週日曜日午前6時45分・再放送:午後1時20分~)では10月5日から「泥の中で笑う 身と心をほぐす13の智恵」を放送予定。
趣味は着物、ヨガ、喫茶店めぐり。正念寺(京都市)在住。

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SM_01W01611012001


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取材・文/竹島由起 構成/黒住紗織(編集部)

日経ヘルスプルミエ2012年 春号掲載記事を転載
この記事は雑誌記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります

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