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24~35歳の人は必ず風疹ワクチンを

2014年10月9日

妊娠の予定がなくても必ず風疹ワクチン接種を受けよう

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 過去最悪のペースで風疹が流行した2013年。累計1万4357例の報告があり、大きな問題となりました。風疹を撲滅するためには、皆が予防接種を受けることが大切。特に24歳から35歳の女性は、風疹への抗体を持っていない人が多いので、より積極的に予防接種を受けたい世代なのです。

●再び風疹が流行する可能性も

 2014年の風疹患者報告数は9月24日現在で285人と、2013年のピーク時からは大きく減り、過去の水準に落ち着いています。しかし、依然として発生は続いており、注意が必要です。

 「昨年の流行で、症状の出ない不顕性感染を含めて28万人くらいが免疫を得たとしても、まだ免疫のない人の10分の1くらいでしかなく、流行が起きる素地としてはほとんど変わっていません」と、ナビタスクリニック理事長・久住英二氏。

 2013年の流行は、東南アジアで流行した風疹ウイルスが日本に入ってきて広がりました。アジアでは未だ風疹の予防接種が行われていない国が多く、毎年多くの人が風疹にかかっています。そうした地域に囲まれて、定常的に渡航者が行き来する状況のなかで、今後も日本に風疹ウイルスが入って来ないということはあり得ません。特に人口密集地帯の大都市は、つねに感染症が広がりやすい環境にあることを忘れてはいけません。

 「過去にも5年おきくらいに流行を繰り返してきましたので、このままでは2018年から2020年頃にかけて、また流行が起きる可能性は十分に考えられます」(久住氏)

 風疹は咳やくしゃみ、手についたウイルスからうつります。感染すると2~3週間後に、発熱・顔から全身にかけての赤い発疹・首の後ろのリンパ節の腫れが現れます。自然に治りますが、発疹が出る前後の約1週間は人にうつしやすい時期です。感染力はインフルエンザの5倍で、症状が出る前から気づかずに他人にうつしてしまうことが問題です。また、症状が出ない不顕性感染では、まったく自分が知らないうちに感染源になっています。ですから、症状が出た人を隔離しても、風疹は封じ込めることができません。

 特に妊娠初期の妊婦が感染すると「先天性風疹症候群(CRS)」といって、おなかの赤ちゃんが亡くなったり、生まれた子に耳が聞こえない・見えづらい・心臓病などの障害が残ることがあります。

 「2013年に比べると少ないですが、今年もCRSのお子さんは生まれています。また、過去の流行期では1件CRSの背景に60倍の自然・人工流産があるといわれています。データには現れてきませんが、風疹にかかったということで中絶という選択がとられたケースはあると思います」(久住氏)

 こうした悲しい出来事をなくすためにも、風疹の流行自体を防ぐことが大切です。そのためには、皆が風疹の抗体(免疫)を獲得する必要があります。約85%の人が免疫を獲得すると、「集団免疫」といって全員が免疫を得たのと同じ状態となり、人から人に移っていく連鎖が止められます。

 まだワクチン接種を受けていない人は、すぐに受けましょう。それは自分を風疹から守るだけでなく、流行を防ぎ、先天性風疹症候群の子どもを減らすことにもつながるのです。

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