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エボラ出血熱、日本で感染の可能性は?

2014年8月22日

正しい知識と情報を身に付け、必要以上に怖がらないで

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 西アフリカで患者が増え続けているエボラウイルス感染症(エボラ出血熱)。日本の国際空港でも検査の強化が伝えられていますが、感染すると発熱や下痢、全身からの出血といった症状が起こり、致死率が40~90%というエボラ出血熱に対する不安感が広がっているのではないでしょうか。この病気について、「自治医科大学附属病院感染症科ナビタスクリニック川崎 法月正太郎先生に解説してもらいます。

 2014年8月8日、WHOが公衆衛生上の「Extraordinary event (緊急事態)」を宣言した西アフリカのエボラウイルス感染症のアウトブレイク(通常発生しているレベル以上の感染症の増加)。8月18日現在、4カ国で2473人が感染(感染例+疑い例)し、1350人が死亡(致死率55%)しています。過去最大級のエボラウイルスによるアウトブレイクはどうして起きたのか? 私たちが知っておくべきことは何なのでしょうか?

Q1
今回のアウトブレイクは特別?

 2013年12月、ギニアのゲケドゥ県に住む2歳の男児が、西アフリカで初めて、エボラウイルス感染症と思われる症状で亡くなりました。この地域はシエラレオネ、リベリアとの国境近くに位置する森林の多い田舎町です。エボラとの診断がついていないこの時期、3カ国において、じわじわ患者数が増えていきました。

 それが2014年5月~6月にかけて感染者が急増し、過去最大のアウトブレイクになりました。これまで最も大きなアウトブレイクは2000年にウガンダで起きたもので、425人が感染し224人が死亡(致死率53%)しました。比べてみると今回のアウトブレイクが「桁違い」に大規模だと分かります。なぜ、これほど急激に患者が増えたのでしょうか?

図1
(C) European Centre for Disease Prevention and Control, Stockholm, 2014

 その理由として、今回のアウトブレイクには3つの「初めて」があります。

[1]西アフリカで初めて

 これまでアフリカではエボラウイルス感染症が発生したのは、東アフリカ、または中央アフリカ中心でした。ギニアを含む西アフリカでは今回が初めての発症なのです。地域住民、政府、医療機関もエボラウイルス感染症の診断、治療、感染対策に慣れていなかったことが、患者の治療と封じ込めに失敗した要因と考えられます。

[2]首都で発生したのは初めて

 確定していませんが、動物(おそらくコウモリ)から感染すると考えられており、本来、ゲケドゥ県のような田舎で起きる病気です。人口の多い地域で発生する病気ではありません。感染して亡くなったことを知らずに、患者と接触した友人、親族、医療従事者が人口の多い首都に持ち込んで、あるいは患者が医療機関のある首都に搬送されて、等比級数的に多くの人が感染してしまいました。

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