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「女子の時代」が到来したその理由

2014年4月8日

深澤真紀さん「女はもっと面白がる視点を持ってもいい」

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 「草食男子」の名付け親であり、日経ウーマンオンラインの連載でもお馴染みの深澤真紀さんが、このほど『日本の女は、100年たっても面白い。』を上梓した。古くは青鞜に始まり、モガ、オヤジギャル、だめんず、負け犬、こじらせ女子まで、時代を象徴する女たちの生き方を紐解いた一冊だ。著書である深澤さんにその楽しみ方を伺うとともに、女性たちが“ラクに生きる”ヒントをレクチャーしていただいた――。


――著書には、明治から平成まで100年あまりの時代を彩った様々な女性たちが登場しますね。平塚らいてうに始まり、高峰秀子、瀬戸内寂聴、松田聖子、ユーミン、林真理子、勝間和代、上野千鶴子、ちきりん等々、その生き方も非常にバラエティに富んでいます。

深澤 ここに出てくる女性たちは魅力的だけど、みんなどこか変で、面白い女性ばかり。その生き方を楽しんでもらいたかったので、できるだけたくさんの女性を紹介したいな、と。“図鑑”的な楽しみ方ができるよう、あまり主観を入れずにフラットな視点で淡々と書いたつもりです。最終章には、男女をめぐるこの100年の流行語が分かる「用語辞典」も付いているので、合わせて読むと時代背景も分かってより楽しんでもらえると思います。

――前書きに、「いろんな女性たちの生き方を“面白がって”欲しい」とあります。どういう思いを込められたのでしょうか?

深澤 今の日本で女として生きていくのは、大変なことも多いですよね。昔と比べるとだいぶ改善されたとはいえ、女性の地位はまだまだ低い。それに加え、“女を生きる”ためには見えないルールがたくさんあって難易度も高い。そのなかで、女という“当事者”としてだけ生きるのは、かなりキツイものがあります。私たちがそれを乗り越えて軽やかに生きるには、何事も「面白がる」くらいの視点を持っておくほうがラクでいられると思うんです。

 そもそも私は女としての当事者性が余りにも薄すぎて、女の気持ちがまるでわからない“女オンチ”。化粧もしないし、ブラもつけない。最初は「仲間に入れない」という辛さがあったけれど、だからこそ「女」というものに興味があるし、絶えず観察してきました。

――女性たちの生き方に対して“共感して”でも、“学んで欲しい”でもないメッセージが印象的でした。

深澤 私は、生き方に学ぶような“ロールモデル”は、むしろ要らないと思っているんです。女性は潔癖なところがあるから、ロールモデルを作った瞬間、「~さんって、意外とこういうところがあってがっかり…」と、嫌なところが目について逆に嫌いになってしまうことも少なくない。誰かを丸ごとコピーするなんて絶対無理だし、その人より自分のほうが勝っているところだってあるはずですよね。誰か1人をロールモデルと決めず、いろんな人のパーツパーツを良いどこ取りする“フランケンシュタイン型”でいいと思うんです。

――女性の活躍が目立ち始めたバブル期を「女性の時代」、現在を「女子の時代」と表現していらっしゃいました。何がどう変わったのでしょうか?

深澤 向いている方向が違うのだと思います。バブル期の「女の時代」は、男性にどう見てもらうかというもので、視線が男性側を向いていた。当時、社会党(現・社民党)の党首だった土井たか子などが台頭してきたことで、男たちがなんとかこの状況に理由をつけようと、「今は女の時代だよね」と言い出して、女性に“活躍する許可”を与えたわけです。

 けれど、ここ数年の「女子の時代」はそうじゃない。別に許可なんてもらわなくても、女子同士で自由気ままに楽しんでいる。だから男の人は、女の人が「女子」と言うとイライラする。“許可してないのに”と。

――男性は“女子”ブームを冷ややかに見ている節がありますよね。

深澤 女子会や美魔女ブームにしたって、男性のためにやっているものじゃないと分かっているからでしょう。バブル期のワンレンボディコンは、男性にモテたいという気持ちがあったから、男たちはなんだかんだ言っても本心では嫌っていなかった。でも、「女子の時代」の女子ブームは“女性発信”。自分たちが敬遠されていると感じるのでしょうね。

――“女子力”という言葉も、男性にはあまり良い捉えられ方をされていないようです。

深澤 だいたい女子力自体が非常にわかりにくいですよね。“これ”と確固たるものがあるわけではない。たとえば、そのコミュニティのなかには“欠けている女子っぽさ”を持った人を指すこともありますね。たとえば、働く女子の間で一人だけお弁当を作ってくるとか。だいたい皆がお弁当作ってくる人ばかりなら、「女子力高いよね」とは言わないでしょ。

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