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「超ウルトラ級名画」を見に行こう!

2014年3月7日

台北 故宮博物院展、オルセー美術館展から“あの”名作絵本原画展まで

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 普段は美術展とは縁遠い毎日でも、「あ、それ私でも知っている!」級の名品なら誰もが一度はホンモノを目にしたいと思っているんじゃないだろうか。今年は、日本美術から中国、西洋美術まで、そうした超ウルトラ級の名品が続々と東京にやってくる(一部は地方にも巡回)。
 そこでこの機会を見逃さないためにも、現在開催中のものを含め今年の展覧会で、誰もが知る美術品が出品される展覧会をご紹介しよう。

少女マンガに影響を与えた傑作群

 まず、ご紹介するのが現在、東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催中の「テート美術館の至宝 ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢」。19世紀のイギリスで、当時のアカデミズムに反発した若者たちのグループ「ラファエル前派」の作品を紹介する内容だ。ラファエル前派の絵画は、日本の少女マンガにも大きな影響を与えたことでも知られている。

 一番の目玉はイギリス美術の最高傑作の一つといわれるジョン・エヴァレット・ミレイ『オフィーリア』(1851~52年)。シェークスピアの有名戯曲『ハムレット』に登場するハムレットの恋人オフィーリアを描いたもの。度重なる不幸から正気を失い、川に落ち溺死してしまう場面を描いているが、ミレイはモデルにバスタブの中でポーズを取らせたという。

 モデルとなったのは後に仲間の画家ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの妻となった女性。そのロセッティについては、代表作『プロセルピナ』(1874年)や『ベアタ・ベアトリクス』(1864~70年頃)をはじめ19点の作品が来日している。プロセルピナは神話に登場する人物で、晩年ロセッティは8度この主題に取り組んだ。一方、『ベアタ・ベアトリクス』はダンテの詩の登場人物を描いた作品で初来日作。モデルは、ミレイの『オフィーリア』と同じ女性だ。

 展覧会出品作72点はすべてロンドンのテート美術館の所蔵作品。同館での開催を皮切りに、ワシントン・ナショナル・ギャラリー、モスクワのプーシキン美術館を巡回し90万人以上を動員した展覧会の来日で、各国の美術愛好家お墨付きの内容だ。

ジョン・エヴァレット・ミレイ
『オフィーリア』
(1851~52年、テート美術館蔵) (C)Tate, London 2014
ダンテ・ゲイブリエル・
ロセッティ

『プロセルピナ』
(1874年、テート美術館蔵) (C)Tate, London 2014
ダンテ・ゲイブリエル・
ロセッティ

『ベアタ・ベアトリクス』
(1864~70年頃、テート美術館蔵) (C)Tate, London 2014
【Data】
「テート美術館の至宝
 ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢」
2014年4月6日まで
場 所/森アーツセンターギャラリー
    東京都港区六本木6-10-1 森タワー52階(六本木ヒルズ内)
T E L /03-5777-8600(ハローダイヤル)
開 館/10時~20時(入館は閉館の30分前まで)
休館日/会期中無休
料 金/1500円

名宝『風神雷神図屏風』参上!

 「開山・栄西(ようさい)禅師800年遠忌 特別展『栄西と建仁寺』」(会場・東京国立博物館)にて5年ぶりに公開されるのが、京都初の禅寺として知られる建仁寺(けんにんじ)所蔵の俵屋宗達による国宝『風神雷神図屏風』(江戸時代・17世紀)。宗達は桃山時代の終わり頃から江戸時代初期に活躍した画家だ。

 『風神雷神図屏風』が教科書でもおなじみの日本美術の中でも最も有名な作品の一つである一方で、作者の俵屋宗達は琳派の祖といわれながら、実はその生涯についてよくわかっていない。京都で扇絵などを描く「俵屋」という絵画工房を主宰していたと考えられている。謎に満ちた作者に思いを馳せながら、どこかユーモラスな表情の二神を眺めるのもいいだろう。

 同展と同時期に、江戸時代中期の代表的琳派の画家・尾形光琳が同作品を写し描いた「風神雷神図屏風」(重文、江戸時代・18世紀)も会場となる東京国立博物館の本館にて展示される(展覧会は同館 平成館にて開催)。両方を見比べることができる絶好の機会だ。

国宝 俵屋宗達
『風神雷神図屏風』
(江戸時代・17世紀、京都・建仁寺蔵)
重文 尾形光琳
『風神雷神図屏風』
(江戸時代・18世紀、東京国立博物館蔵)展示期間/4月8日~5月18日(東京国立博物館・本館にて展示)
宗達の作品を所蔵する建仁寺本坊方丈外観。
【Data】
開山・栄西禅師800年遠忌 特別展「栄西と建仁寺」
2014年3月25日~5月18日
場 所/東京国立博物館 平成館
    東京都台東区上野公園13-9
T E L /03-5777-8600(ハローダイヤル)
開 館/9時30分~17時(金曜日は20時まで、土・日・祝休日は18時まで、入館は閉館の30分前まで)
休館日/月曜日(ただし4月28日、5月5日は開館、5月7日は休館)
料 金/1600円

奈良の外に出るのは最初で最後の古墳壁画

 日本では、現在たった2基の壁画古墳が知られている。奈良・明日香村の高松塚古墳とキトラ古墳だ。キトラ古墳は発見当初よりしっくいが石面からはがれかけていたといい、現在、壁画は壁からはがし石室とは別に保存管理されている。その壁画が、この春、初めて明日香村を出て東京の「特別展『キトラ古墳壁画』」(会場・東京国立博物館)で展示される。2016年には、国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区内に「体験学習館(仮称)」が開館し、壁画は同館で公開されるようになる予定とのこと。つまり、今回が村外で見ることができる最初で最後の機会になるだろうというのだ

 キトラ古墳(7世紀末~8世紀初め)には、南の壁に朱雀(すざく)、西に白虎(びゃっこ)、北に玄武(げんぶ)、東に青龍(せいりゅう)と四方の守護神・四神(しじん)が描かれているが、この朱雀は高松塚古墳では見られない。古墳盗掘時に壊され、失われたのだろうといわれている。展覧会では、四神のうち朱雀、白虎、玄武のほか、北壁に描かれていた十二支像、子(ね)、丑(うし)を公開する。関東周辺の人は、遠くまで足を伸ばさずして、古代ロマンに浸ることができるこのチャンスを見逃す手はないだろう。

キトラ古墳壁画
『白虎』
写真提供/奈良文化財研究所
キトラ古墳壁画
『朱雀』
写真提供/奈良文化財研究所
キトラ古墳外観 写真提供/奈良文化財研究所
【Data】
特別展「キトラ古墳壁画」
2014年4月22日~5月18日
場 所/東京国立博物館 本館
    東京都台東区上野公園13-9
T E L /03-5777-8600(ハローダイヤル)
開 館/9時30分~17時(金曜日は20時まで、土・日・祝休日は18時まで、入館は閉館の30分前まで)
休館日/月曜日(ただし4月28日、5月5日は開館、5月7日は休館)
料 金/900円

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