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浅田真央の物語と女子スポーツ(下)

2014年2月28日

【特別寄稿】深澤真紀がソチ五輪・女子フィギュアで考えたこと

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 前回は、浅田真央選手、そして女子スポーツと五輪の歴史を見てきた。
 そこで紹介した競技が柔道、レスリング、マラソン、サッカーという「男っぽい」とされるものだったため、フィギュアスケートという「女っぽい」競技は、事情が違うと思うかもしれない。

“白人の競技”だったフィギュアスケート

アルベールビル五輪で、銀メダルを獲得した伊藤みどり(左)。中央は金メダリストのクリスティー・ヤマグチ、右は銅メダリストのナンシー・ケリガン(写真:AP/アフロ )

 たしかに、男子競技から数十年遅れて五輪の競技になった戦術の競技と、フィギュアスケートは違う。
 1908年ロンドンオリンピック(これは夏季五輪。当時はまだ冬季五輪がなく、1924年のシャモニーから冬季五輪が実施される)で、男女シングルとペア、スペシャルフィギュア(男子)の4種目が実施されているからだ。

 ただ、日本でこんなにフィギュアスケートが人気になったのは、わりと最近のことである。
 なぜならば、フィギュアスケートは長く“白人の競技”というイメージが強く、日本人だけではなくアジア人選手が活躍するようになるまでに、時間がかかったからだ(今でも黒人選手はとても少ないが、ぜひ彼らの演技を見てみたいものだ)。

 1970年代後半に佐野稔と渡部絵美が登場し、世界フィギュア選手権の男女のシングル競技で、日本で初めて銅メダルを獲得してから、注目されるようになったのだ。

「ジャンプの天才」伊藤みどりの功績

 そしてなんといっても大きかったのが、80年代後半に登場した伊藤みどりである。

 1989年の世界フィギュア選手権シングルで、日本人初の金メダルを獲得。
 さらに1992年のアルベール五輪では日本人としての初めてのメダル獲得として、銀に輝いた。アジア人としても初めてのメダル獲得である。
 ここから日本人男子が初めてメダルを取るのは、2010年バンクーバー五輪で銅メダル高橋大輔までかかっている(この間、本田武史というすばらしい選手もいたのだが)。

 ちなみにアルベール五輪で金メダルをとったのは、日系アメリカ人のクリスティー・ヤマグチで、このとき金と銀にアジア人が輝いたのである。
 それまで白人主体だったフィギュアだが、これ以降の五輪では、アジア人が必ずメダルを獲得するようになるのだ(中国の陳露、中国系アメリカ人のミシェル・クワン、荒川静香、韓国のキム・ヨナ、そして浅田真央である)。

伊藤は「ジャンプの天才」と呼ばれ、女子として初めて国際大会で3回転アクセルを成功させ、それ以外にも様々なジャンプコンビネーションや、演技構成要素を成功させた。
 それまでは女子のフィギュアは芸術という要素が重視されてきたため、伊藤の登場で、「女子もこんなジャンプができるのか」ということが驚きを持って迎えられ、女子フィギュアシングルのレベルを押し上げたのだ。

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